【金色に光る未来】

人間の過去世及び、今世の現在までのすべての記憶は、想念帯にあるテープに記(しる)されていることをお話ししましたが、このテープそのものは、カルマの法則を内臓しているものなのです。

ひとつの音楽の曲が、突然乱れるということがないように、ひとりひとりの人生のメロディーは、一定のリズムと音質を持っており、想念帯のテープは、どこをとっても、そう極端には変わりません。ですから、真理に従って愛や慈悲の思いを胸に抱き、それを行為に示せば、その記録は、確実に金文字でつづられるはずです。

しかし、否定的な言葉や、他人を不幸にするような思い、行ないは、すべて煤(すす)けた灰色で書き記されています。…

自分の未来を金色に輝かせるためには、…、想念帯のテープを金文字で埋めるしかありません。すなわち、それは、心と行為を金色に輝かせるということなのです。・

たとえ、過去に灰色の文字があっても、正しい反省によって、次々と金文字に変換されてゆきます。そして、未来も、正しい祈りに則(のっと)った生き方をすることによって、金色に輝き始めるのです。
(黄金の法P33)