はじめまして、投稿者の夫です。
先週の金曜日、令和7年12月12日午後6時00分
膵臓がん(具体的には膵頭部がん)で妻が34歳で旅立ちました。
がんが発覚してから1年ちょっとでした。
まだ30代でこの病気になるケースは少なく、色々な治療法を試しましたが逆に若い事でがんの進行が早くなり、他の臓器への転移があっという間に広がってしまったようで年越しを待たずに旅立ってしまいました。
ブログの中で私が自動車免許が無いので自動車学校に通っていると言っていたと思います。
9日に無事に取れて免許証を持って報告しに病院に駆け込んだら泣いて喜んでくれて、『一緒にドライブに行きたい』と言われ約束しましたが、それから3日後の事でしたので彼女との約束は叶いませんでした。
私と彼女は昔勤めていた会社で出会い、なんだかんだで結婚して、すぐ子供が出来て気付いたら2人の男の子の親になっていました。
私が転職をし、やっと家族の時間が長く取れると思っていた矢先にがんが発覚。
それから彼女は凄く色んな事を頑張りました。
2人の子供を育てながら抗がん剤治療に通い、臓器を一部切除する大手術にも耐えて、ちょっとゆっくり出来るね、と思った時にはもう他の臓器にも転移が…。
そこからは入退院を繰り返し、11月からはもう自宅に帰ることはありませんでした。
やっと日曜日に葬儀が終わり、妻が自宅に帰って来ました。
先週までは面会時間が終わったら病室でひとりきりだったのでこれからはずっと家にいてくれて僕ら3人の帰りを迎えてくれたり、家族団欒の時間を一緒に過ごせたりすることができるようになりました。
かたちは変わってしまっても私の妻であり、子供達の母親である事は変わりません。
ただ後悔している事があります。
もっと抱きしめてあげればよかった。
もっともっとありがとう・ごめんね・大好き・愛してるって言ってあげればよかったと。
棺の中に入ってから気付いたんです。
ものすごく後悔しています。
近くに大切な方がいる方、これをご覧いただけたら必ずハグしてあけて、大切なことは言葉にして伝えてあげてください。
僕はこれから彼女の代わりに子供達に全力でハグして言葉を伝えていきたいと思います。
ブログをご覧いただいていた皆さまには普段から励ましのコメントなど沢山いただきましてありがとうございました。
妻から、『今日こんなコメントがあってね!』などブログで嬉しいこと、悲しいことを私に教えてくれていました。
共にがんと闘っている方からの励ましや貴重なご意見、また他の方からのネガティブなコメントなどいただいたりで一喜一憂しながら彼女は日々過ごしていました。
この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
このブログはがんと闘う方に参考になるかわかりませんが、彼女が生きてた証として残そうと思っています。
もし気が変わって削除してしまったらその時はご容赦ください。
彼女に関わっていただいた全ての方、
本当にありがとうございました。
