無事、HSBC香港と中国銀行での口座開設を終えた僕たちは、
広東料理をたらふく堪能し、次の目的地であるマカオへの準備を整える。
マカオはもともとポルトガル領
1999年に香港と共にに中国に変換された。
香港からフェリーで1時間程度。
マカオは二面性をもった場所だ。
カジノ税収は本家ラスベガスの4倍もあり、
国民1人当たりのGDPはアジアでナンバーワンだ。
財政が健全で黒字なため、国民の医療費、教育費は全てタダ。
極めつけは毎年国民に国から10万円のボーナスが支給されている。
香港より一段と裕福な人が多い。
入国審査を終えると各ホテル専属のガール達が僕たちを出迎え手くれた。
中心街へ行くと真っ先に目に付くのがグランドリスボニアホテル。
巨大な蓮の花の形を模した形状がそのまま外観に現れ、
表面は金色に塗りたくられいる。
デザイン的にはとてもいいとは言えない代物だが、
この国の繁栄を象徴するような建物だ。

中に入るとその豪華さは一段と増す。
床、壁は大理石で張り巡らされ、
天井は巨大なシャンデリアで覆われている。
大理石で覆われた巨大な壁にくり抜かれた入口をくぐり抜けると
そこには黄金の世界が待ち受けていた。
カジノだ。
バカラ 、カード ポーカー、ルーレット、ミニ ダイスなど
あらゆる賭けを楽しめる。
その客の殆どが本土から来た中国人。
そのスタイルは薄茶色のスラックスにポロシャツをインした昔ながら中国人のイメージ。
見た目からは到底お金を持っているとは思えない彼らだが、賭けているお金は100万円単位。
このバブリーな国の税収を支えているのが本土で稼いでいる裕福な中国人たちなのだ。
実はこのマカオという国はアジアの中で一人当たりのGDPが最も高い国。
香港、シンガポールという金融立国、そして日本を超えて、
今、アジアの頂点を伸し上がった。
この様な経済的な繁栄をとげながらも、
400年間ポルトガルの統治下にあったということもあり、
西洋の歴史的な街並を色濃く残している。

古き良き西洋の街並と、
経済繁栄の象徴とも言えるきらびやかな建物が混在する
エキゾチックでパワフルな街であった。
▼今回の旅で思ったこと。
