安田工業製のYBM640V3用のエロワ製ワークチ
ェンジャーは以前、2022年6月前後にも全く同様の
トラブルが発生しています。
その際にはだいたい予測はついており、上図の右側に
あるEROWAの制御盤正面の扉を開けた所にある・・・
上図下部に見える基板ラック内の基板を交換すれば直り、その基板を改造修理した方が後々良さそうな気がし
ていました。
しかし、制御盤内の基板を改造して直して直れば良い
のですが、万が一改造が原因で壊れたと判断されても困
りますので、当時はメーカーに修理を依頼しましたが、
結局はメーカーも色々な所に原因があるとしてしてケー
ブルハーネスを交換したり基板を交換したりで何度かし
て15万円の基板を1枚交換して落ち着きました。
その基板が上図の電源基板で、油圧サーボバルブを制
御している回路がアナログの為に、その動作の基準とな
る±15V電圧を作り出している基板です。
問題が上図の赤いDC-DCコンバータと呼ばれる部
品で、この基板には24Vから±15Vの2つを作り出
す物が付いています。
以前、当社の装置を制御している8bitマイコンボ
ードにRS-232Cのシリアル通信用の信号レベルを
作り出す為に±12Vを使用していました。
その際に使用していたメーカーさんに聞いた話では、
負荷が軽すぎると全て熱になる為に、内部が高温となり
内部部品が焼け易くなると言う事の様です。
実際にはチョッと電源を入れただけで上図のDC-D
Cコンバータの金属ケースが暖かくなりますので、長時
間となるともっと熱を持ち内部は更に熱くなるものと思
われます。
実際、2004年に購入した設備が2022年まで動
作していた訳ですから18年は動作しており、全く同じ
ワークチェンジャーがマキノ放電EDGE2でも使用し
ておりますので、2005年に設備を購入で現在まで無
トラブルで11年は動作しています。
そして2022年に交換した基板は今年2026年に
壊れてしまいましたので、15万円もした基板が4年間
しかもたなかったと言う事になります。
このDC-DCコンバータは現在国内外で購入出来る
為に、上図の様に1万円弱で部品は交換できるものの何
年もつかわからないのが現状の為に、今回は前回の修理
の際に壊れた部品を受け取っていますので、これを利用
して改造修理をする事にしました。
そこで使用する電源が上図のスイッチング電源で、ま
だコーセルで±15Vの2電源出力タイプが販売されて
いましたので、これを使用して設備内部の200Vから
電源を取り±15Vを作り出す様に変更します。
見積を取って頂いた所、上図の様に4千円弱で済みま
すので、元々のDC-DCコンバータを購入するよりも
半分で済みますが、実際には電源のON/OFFを同期
する為にリレーとリレーソケットを1個使用しましたの
で1~2千円の追加となっています。
これらを使用して作った物が上図で、右側が基板自体
に直接電源を取り付けた物と、左側が電源を同期させる
為のリレーになります。
スイッチング電源は元々上図の様に基板上には取り付
けずにDINレールに取り付ける予定でしたが、現物を
合わせてみると基板上の電解コンデンサーを1個取り外
せば上図の様に基板内に収まる様でした。
その為にスイッチング電源からはDINレール取付金
具を取り外してしまい、その金具を取り付けてあったネ
ジ穴を利用して上図の様に基板に取り付け穴を追加工し
てスイッチング電源を固定してあります。
そして24V側の電解コンデンサを取り外した他に、
±15Vに付いていた電解コンデンサーも取り外してお
く様にした。
これは内部電解液の経年変化による特性変化で電源に
負担がかからない様に取り外しておきます。
基板のパターンは意外と広いので、0-24Vや0-
±15Vの部分にはφ1.6位の穴を開けて上図の様に
配線を追加します。
配線する部分に穴を開けたら上図の様に半田付けでき
る様に基板の絶縁物をマイナスの精密ドライバー等で削
って剥がしておき、線材を挿し込んだら半田付けしてお
く様にする。
線材は上図の様にスイッチング電源底面にある取り付
けネジ穴を利用して、装置で使用しているMB1のタイ
マウントにM3の皿ビスで固定した物で、線材をしっか
り固定しておく様にする。
それらのうち±15Vの線材は上図の様にスイッチン
グ電源の端子台に圧着端子を使用して接続しておく。
青い線材は200V用で、左上にある様に2Pのナイ
ロンコネクターのオスを取り付け、24V用には小型の
ナイロンコネクターのメスを取り付けておく様にする。
そしてリレーにはMY2N-Dの24V用を使用して
、コイルの電極から出した線材には小型の2Pナイロン
コネクターのオスを取り付け、同じ方向に出る青い線材
の先端には2Pナイロンコネクターのメスを取り付けて
おく様にする。
更に、リレー接点の反対側には以前追加した作動油ポ
ンプ駆動用リレー電源である200Vへ送り配線になる
様に接続しておく丸圧着端子にしておく。
この基板とリレーを取り付けた物が上図で、基板は従
来のスロットに挿し込むだけで良く、リレーは以前取り
付けたDINレールに並べて取り付けてある。
本来はこの部分にはカバーが付くのだが、トラブル以
来閉めた事が無い為に、とりあえずはこのままで使用す
る事にしている。
また、この基板ラックはVMEサイズのラックと思わ
れる為に、装置で使用している基板用パネルを利用して
基板1枚毎に固定できる様にした方が良いと思われる。
200Vは上図の白-黒のキャプタイヤケーブルで供
給している為に、以前追加したリレーの同じ側から送り
配線として接続しておく。
そしてリレーの手前側からは基板へと200Vを供給
するナイロンコネクターへと出て行くが・・・
上図の様に、部品配置に自由度を持たせる為に大きく
左回りに余裕を持って配線できる様にしてあるが、後々
変更が無ければ左側で全てまとめられる様に線材を短く
しても良いだろう。
以上が対策内容だが、おそらくメーカーに依頼すると
結果的にこの電源基板を交換してまた15万円+出張修
理費となっていたと思われる。
それでいていつまでもつかわからないと言う事もあり
、今回はこのスイッチング電源による基板改造による対
策で上手く動作する様になった様である。
その為に今回の改造修理では費用(部品代)も5千円
前後で済み、今後は何時再発するかと言う心配も無くな
ったと思われる。
また、マキノ放電であるEDGE2にも同じタイプの
エロワ製ワークチェンジャーが使用されている為に、こ
ちらでも同様のトラブルが起きた際にはスイッチング電
源を購入してもらい、今回YBM640V3のエロワか
ら取り外したDC-DCコンバータ基板を改造して対策
する様に保管して置く。

























































































































































