今月15日、創価学会の池田大作名誉会長が老衰のため亡くなられました。まずは池田名誉会長のご逝去の報に接し、お悔やみ申し上げます。


池田名誉会長の死を受け、岸田首相がX(旧Twitter)において追悼の意を表明しました。その中でユーザーからは「創価学会を優遇するつもりか」との異論が噴出し、物議を醸しています。

しかしこのような例は創価学会に限ったことではありません。


あまり知られていない話かもしれませんが、政治家が新宗教のトップの死を追悼した例は、かつて当教団にもありました。

政党を立ち上げて活動せず、一心に平和活動と民族・宗教を越えた対話に挺身し、国連での演説まで行った開祖先生。その不断の努力は国内の政治家からも認められていたのです。


以下は開祖先生がご入寂された当時の記録をまとめた本「開祖さまご入寂 立正佼成会開祖葬」(佼成出版社著/1999年)の掲載写真になります。

開祖先生がご入寂された報を受け、以下の政治家が葬儀に参列していました。そのため「実は別に創価学会に限った話じゃないんだよ」という証拠として、同誌の画像を掲載させていただきます。

(役職名はいずれも当時のものになります)


・小渕 恵三 内閣総理大臣

・石原 慎太郎 東京都知事

・橋本 龍太郎 衆議院議員

・中曽根 康弘 衆議院議員





池田名誉会長に限らず、新宗教における指導者の死で政治家が追悼した前例がよくわかります。

なおXの一部関連投稿のコミュニティノートにも記載されておりますが、政治家の宗教団体指導者への追悼は「特定宗教団体を国で擁護する(特権を与えるなどの)行為」ではないため、厳密には政教分離違反とは言い切れません。