　オークスは○◎△の人気決着で的中。ダービーは出走するだけでも１／５００頭。２０１２年産７，１２３頭の頂上決戦。

■東京10Ｒ(15:40)・第81回東京優駿(ＧⅠ)
◎⑬イスラボニータ
○⑤トゥザワールド
▲⑱ワールドインパクト
△⑪ハギノハイブリッド
△②ワンアンドオンリー
△⑯レッドリヴェール
☆⑥ショウナンラグーン
☆⑰トーセンスターダム

三連複⑬軸　②・⑤・⑥・⑪・⑯・⑰・⑱　計２１点

　◎⑬イスラボニータ。共同通信杯からの間隔、初の右回りなど大きな課題がある中で前走の皐月賞は中団で我慢させる競馬。トゥザワールドをマンマークした蛯名の判断も功を奏したが、初の２０００ｍでも堂々の競馬で他馬を圧倒した。今回は４戦４勝と無敵の東京でライバルを迎え撃つ。フジキセキのラストクロップで距離の融通性に疑問の声もあるが、母イスラコジーンは０２年生まれでシーザリオの勝ったアメリカンオークスに出走していた若い馬。昨年６月の安田記念当日の新馬戦に出走していたように仕上がりも早く、成長曲線の持続性が高いと判断したほうが良い。自身は速い上がりを出せる末脚タイプではないが、土曜の競馬を見ても大外一気よりはＣコースになって先週のオークス＠ヌーヴォレコルトのような直線早めの抜け出しで押し切る形が理想。ダービー挑戦２２度目の鞍上蛯名の執念がそろそろ実るか。美浦のタービー馬となれば過去１０年で０９年のロジユニヴァースのみと二冠馬の誕生はないが、混戦世代で女馬にも舐められている状況ならば弱小厩舎から大物が誕生しても不思議はない。

　○⑤トゥザワールド。皐月賞はトゥザ、ダービーはスターダムが池江厩舎の私の目論みだったが、腰の弱いスターダムは皐月賞で３角での不利があったことも踏まえてどうも調子が上がってこない。対照的に本馬は器用に脚を使えるタイプでパワーの中山向きと判断したが前走は２着。弥生賞の疲れなどもあったそうだが、それを上回ったイスラボニータに完敗を喫してしまい今回も逆転は厳しいと考えるが、最終追い切りはウッドコースで全兄トゥザグローリーを併せ馬。６ハロン８１秒４－ラスト１１秒７と豪快にチップを飛ばした。今回は疲れもなくしっかりと稽古を掛けられて送り出せたと陣営。有力馬が外枠に追いやられる中で３枠を引けたのは好材料。こちらもイスラ同様で直線で早めに抜け出す競馬が理想。皐月賞２着からダービー制覇は９５年のタヤスツヨシ以来実に２０年近く誕生していないが、皐月賞１人気からの雪辱は過去２０年でスペシャルウィークやアドマイヤベガ、タニノギムレット、ロジユニヴァースの４頭。鞍上の川田は先週のハープスターで涙の２着。先週の岩田に続き、２週連続でクラシック完全制覇にリーチが掛かっている。

　▲⑱ワールドインパクト。皐月賞以外の別路線組ならば、距離に不安がなくデビューから６戦６連対の本馬。青葉賞は早仕掛けがアダとなってしまったが、あくまでも当時はダービー出走の権利が目標だっただけに致し方のない部分。先行、差しと自在性に飛んでおりウチパクのテン乗り(傾向としては良くないようだが)は問題なし。京都新聞杯を制したハギノハイブリッドを２走前に完封。今年は種牡馬３年目で質が落ちてしまったディープ産駒だが、４頭送り込んできた父の産駒では一番手。大外枠で評価を落としたが、この枠ならば早めに抜け出してソラを使う疑いもなくレベルが上がっても好走が期待できる。

　△⑪ハギノハイブリッド。前走の京都新聞杯は高速の京都で走破時計がイマイチも２走前の東京開幕週だった新緑賞が好内容。２着馬に３馬身をつける快勝で５００万ではレベルが違ったが、事前に東京で好走できたのはプラス。馬名のような省エネの臨戦過程ではないが、ブライアンズタイムのタニノギムレット×母父トニービンの血統背景も府中向き。やや馬格が無いのが気掛かりも秋山→ウィリアムズの乗り替わりならば押さえる価値あり。昨年は京都新聞杯からキズナが本レースを制しており、トライアルレースではないものの臨戦過程はマイナス要素にはならない。

三連複⑬軸　②・⑤・⑥・⑪・⑯・⑰・⑱　計２１点

　今世代より６月から始まる２歳新馬戦が２週前倒しになった。世代最初の勝ち名乗りを挙げたレッドリヴェール、翌日の東京の新馬戦を勝ったイスラボニータの早期デビュー２頭が出走する。かつては早熟のレッテルが貼られていた早期デビュー組だが、今はクラシックの王道とされている秋の京都や東京デビューよりも注目度が上がってきているのかもしれない。既に続々とトレセンに２歳馬が出入りしており、来週からの２歳新馬戦も注目したい。

　年間を通して最も注目度が高いレースなだけに１人気の信頼度はかつてほどではないものの、それでも過去１０年で６勝で３着１回の好成績。しかし三連複の配当は７年連続で万馬券と実力馬が揃い盲点となった馬の台頭が目立ち、ヒモ荒れが目立つ。

　馬券は人気馬からで上記に当てはまる穴馬の該当馬が不在。春クラシックは桜花賞、皐月賞と先週のオークスが全て１，２人気決着。３着馬に高配当の使者を期待したいが、組み合わせ次第。◎から印の各馬へと☆２頭を除いた◎から○▲△△△の計１０点も厚めに買いたいがオークスに続き、堅い決着が濃厚で高配当は来週の安田記念で期待する。

◇先週日曜の的中馬券
日曜東京11Ｒ　優駿牝馬(ＧⅠ)
三連複⑤⑨⑩ 15.3倍×1000

◇先週日曜の予想結果
■第75回優駿牝馬(ＧⅠ)
１着２人○⑨ヌーヴォレコルト
２着１人◎⑩ハープスター
３着３人△⑤バウンスシャッセ
４着17人×⑬ニシノアカツキ
５着７人△⑭ブランネージュ
三連複15.3倍的中！(予想15点)

■主な的中と過去２カ月の◎
14.05.25／優駿牝馬　…三連複15.3倍的中(15点)
14.05.17／京王杯ＳＣ…三連複163.0倍的中(21点)
14.04.13／桜花賞　　…三連複13.1倍的中(21点)
14.03.30／高松宮記念…三連複79.9倍的中(21点)
14.03.21／フラワーＣ…三連複77.5倍的中(21点)
13.11.30／金鯱賞　　…三連複108.1倍的中(15点)
13.09.15／ローズＳ　…三連複474.1倍的中(21点)
13.01.05／京都金杯　…三連複119.9倍的中(21点)
12.09.17／セントラ記…三連複261.9倍的中(21点)
12.07.08／プロキオン…三連複242.9倍的中(15点)

05.25○優駿牝馬　2着／1人…ハープスター
05.24×平安Ｓ 10着／3人…トウショウフリーク
05.18×ヴィクトリア 4着／2人…ホエールキャプチャ
05.17△京王杯ＳＣ 3着／7人…エールブリーズ
05.11◎ＮＨＫマイＣ 1着／1人…ミッキーアイル
05.10◎京都新聞杯 1着／3人…ハギノハイブリッド
05.04×天皇賞春 4着／1人…キズナ
05.03○青葉賞 2着／1人…ワールドインパクト
04.27×マイラーズＣ 6着／5人…カオスモス
04.26×福島牝馬Ｓ 5着／7人…トーセンアルニカ
04.20○皐月賞 2着／1人…トゥザワールド
04.19×アンタレスＳ 5着／7人…グランドシチー
04.13◎桜花賞 1着／1人…ハープスター
※◎１着，○２着，△３着