入院期間が長かったので体調が悪いながらも考える時間はたくさんありました。
パソコンがなくなってしまったので、TEDDYも退会し病気を抱えてこれからどうしようか？二人の子供たちをちゃんと育てて行けるんだろか？仕事は…？
気持ちばっかりあせっちゃって頭が痛くなるほど毎日考えて自分には全てが無理って思えて…子供の親権さえあきらめようとしていました。
そんな時、いつも話を聞いてくれたのが同室のテッシーでした。
テッシーは乳癌と同時に肺転移もわかって、オペも出来ずひたすらタキソール化療を行っていました。お孫さんがたくさんいるくらいご高齢で苦しくてもいつも元気で前向き、目標があって、私とは全然違った。
話を聞くだけ聞いて、うなずいて…「大丈夫よっ」っていつも言ってくれてたな…私の治療が終わった日の夜、病状が悪化しながらも、テッシーは言いました「hiroさんはまだまだ若いんだからもっと治療に前向きになって、しっかり良くなって、子供たちの為に前進していかないとダメ」「ひまわりみたいにおてんとさまに向かってどんどん伸びていかないとね」「いつも笑顔でいてね！」酸素をしてて苦しいのに必死で伝えてくれました。
それから数日後、呼吸不全でお空へ旅立ってしまった。
初めて経験する仲間との辛く悲しいお別れでした。
それからです、テッシーの分まで一生懸命生きなくちゃって、毎日に感謝して大切に過ごして行こうって、病気に対する考えも変わったのは…。
そして子供達と一緒に実家での新しい生活が始まりました☆