私は高い婚約指輪を貰うくらいなら

何か他の有意義なことに使いたかった


当時旦那は少し不満気だったが
結婚指輪は必ず買うとのことで納得してくれた


結婚指輪を選ぶときも
お互いの趣味があわず
セットでのではなく
きにいったのを別で買えばいいのでは?
という提案も拒否られ
私が折れて旦那の気に入った指輪にした

今は2人ともつけていない
あんなに通って悩んだのにな


指輪をみるたび
捨ててしまおう
と捨てる振りをする

一度川になげてみたが

日曜日の奉仕作業で
川掃除をした旦那がたまたまみつけて
返ってきた

別れるなってことかな

指輪をみるたび
捨てるか迷っていた

昨日

なんとなくつけたくなって
久しぶりにはめて出掛けた

それをみて旦那も指輪をつけていた
嬉しそうだった

久しぶりにはめた指輪はきつくて
これは外すの大変だなと思ってたのに

バスを待っているとき
するりとぬけて車道に転がっていった

それを見ていたけど
拾うこともせず
なんとも思うこともなく
すぐに来たバスに乗り
家に帰った

あんなに捨てるのに悩んでいた指輪

とてもあってなく私の手元からなくなった

なんかスッキリした

前向きに生きられる気がした



旦那は必死になって
探している


私の心と一緒だね
今更必死になっても戻ってこないよ

と言ったら

旦那は泣きじゃくっていた


抱きしめて欲しそうに
子供のように泣きはらした目で
私をみているが、私は気づかない振りをする