退院から半月後。病理結果の日はあっという間にきてしまいましたが、手術が無事に終わった事に対しての喜びの方が勝っていたためか、当日は意外と穏やかな気分で病院へ向かっていました。

ところが待合室に着くとすぐに呼ばれ、診察室に入ったとたんに身体が固まってしまいました。手術で摘出した、腫瘍と思われる生々しい写真が視界に入ってきたからです。

「腫瘍の大きさは約7センチ、リンパ節摘出個数は15個。サブタイプは術前と同じくHER2陽性。鎖骨辺りの腫瘍は手術では扱えない為残ったままなので、現時点でもステージは3のままです。

今後の治療方針としては、抗がん剤は不要です。ただし、治療開始前にもお伝えしましたように鎖骨辺りに残っている腫瘍を無くすため、来月から放射線治療を始めて頂きます。土日祝日以外は1ヶ月半ほど毎日通わないといけないけれど、これさえ頑張ったら大きな治療は年内に終わります。放射線治療が終わって年が明けてからはホルモン治療の開始と分子標的薬の再開。再発と転移を可能な限り防ぐ治療が中心になります。」

抗がん剤治療とやっとお別れができるだなんて…。分子標的薬も抗がん剤の仲間だけれど、副作用は軽いものだし。放射線の副作用はどうなるかわからないけれど、治療そのものは痛くないみたいだし。毎日通院するのは面倒だけれど、たったの1ヶ月半だったら何とか頑張れそう。

抗がん剤治療と全摘出手術が無事に終わったので、気付けばまた、大きな山を2つも越えていました。