初回抗がん剤治療が終えて退院の一週間後、職場に復帰しました。
復帰とはいっても、まだまだ完全復帰ではありません。今までの正規としての立場は一旦退き、体調の優れる日だけ出勤するという、お手伝い兼リハビリのような形で働かせて頂いています。

風邪やインフルエンザが流行っている時期でしたので免疫力が下がっている私は常にマスク装着必須です。そしてちょうどこの頃から徐々に頭頂部からの脱毛が始まり、歩いているだけでもパラパラと髪の毛が落ちてくる為、仕方なくニット帽も被っての出勤でした。

同僚たちとの久し振りの再会でしたが、出勤すると皆一斉に挨拶をしてくださいました。しかし、ニット帽にマスクという、自分で見ても痛々しい姿に唖然とされる様子も伝わってきてしまいました。

<体調は大丈夫ですか?>
<今日からまた一緒にお仕事ができて嬉しいです>

などと、暖かい言葉をかけてくださった方はほんの僅か。きっと、殆どの方は何と声をかけて良いのかがわからず困惑されていたのでしょう。もし私が逆の立場であったとしても、どのように接すれば良いのかわからずに悩んでいたと思います。
ちょっぴり寂しい気持ちになりましたが、これで良いのです。

言葉は少なくとも、ご自身のお仕事だけでも大変なはずなのに嫌な顔を一つせず、進んで私の仕事を手伝ってくださる皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

絶対に起きて欲しくない事ではありますが、万が一私と同じ立場の方が今後現れてしまった場合…
今は支えて頂いてばかりですが、いつかは恩返しとして逆に支える立場になれるよう、しっかりと治療を乗り越えて元気に向かって頑張っていかなければなりません。