こんばんは。
散髪の時に理想の髪型を口頭で伝えることに限界を感じ、最近は画像を見せるようになった恵比寿です。
さて語彙力・文法力篇です。
当然ながら、この2つは受験英語のすべての土台となるものなので絶対に欠かせません。
①語彙力
これは大別して、単語力と熟語力のふたつがあるでしょう。
Ⅰ単語力
まず単語の覚え方。書くとか聞くとか声に出すとかいろいろありますが、ぼくは単語を覚えるときに書いたり聞いたりしたことはないです。どうしてもスペルがおぼえにくいものはまれに書いたりしますが、それも自由英作文で使うレベルの単語の話です。基本的に単語は見て覚えてましたし、これからもそうすると思います。あ、でもリスニングとかもやらなきゃいけなくなるので聞くのは増えていくかもな。
少なくともセンター以外でリスニングが、課されないならあまり単語を覚える際に聞く必要はないと思います。ただ、発音やアクセントは必ず確認しましょう。
[見て覚える理由]
一、読解は目で読むものだから。
二、見て覚えるのが1番効率が良いから。
ですね。
まず一に関して。いくら書いて聞いて覚えても文章中に出てきて、目で見て意味が瞬時につかめないと意味がありません。
二に関して。書くのは非常に効率が悪い。書いて覚えるのを否定するつもりはありませんが、書いて覚える人はその場で覚えることに満足しようとしていませんか?逆に言えば、その場で完璧に覚えられないことに我慢できていないのではないですか?覚えたいのになかなか覚えられない、その気持ちは痛いほど分かります。でも、単語レベルになると、どうしても暗記するしかないことが多いです。なので、その場で覚えたとしてもすぐに忘れます。人間だもの。たしかに1回1回の暗記の「経験」が深ければ、定着は深まると思いますが、それよりも大事なのは反復する量です。1回目で覚えられなくてもいい。とにかく何回も繰り返します。一日10単語完璧にするよりも1000単語繰り返した方が最終的には定着します。それをやった上でなかなか定着しないものがあれば、書いたり声に出したり、自分で例文を作ったりしてみればいいわけです。
単語はとにかく反復。一日のうちで重視するのは質より量。これを肝に銘じておいて下さい。
そして、単語力を養うのに必須なのが単語帳。当たり前です(笑)ただ、自分の単語力がそれによって養われるわけですから、単語帳は慎重に選びたいですね。あまり色んな種類を紹介できるわけではないので、僕が使っていたものを中心にレビューしたいと思います。
・システム英単語(駿台文庫)
これは学校指定として配られました。一つ一つの単語の用法は結構詳しく書いてありますが、類義語や派生語の記載が少ない。見出し語の単語レベルは最後の方になるとけっこう高い。この単語帳の売りの1つが、ミニマルフレーズと言うもの。例えば、undergoの項だったら、「undergo hardship」のように短いフレーズが載っています。この例で言えば、undergoが主にマイナスの単語を目的語にとる、という用法をフレーズから覚えられるのです。でもそのかわり例文はありません。ぼくは例文でもいいんじゃないかな~とおもいますが。。早慶受験生でも単語が不足するようなことはないと思います。
・単語王
早慶受験単語帳の鉄板。全体としてはレベルは高め。シス単よりやや難くらいですね。この単語の長所は、類義語や派生語の充実度、多義語の充実度、基本単語の用法の充実度です。難しい類義語とか全て覚えようとしたらかなりの量があります。短所は、著者の宣伝が激しい、そのせいでムダなページも多い上に紙の質がムダに良いので(物理的に)重い、赤シートが使えない、です。要するに単語帳の内容としては文句なしです。ぼくはシス単テキトーに終わらした後にこれを使ってました。
・早慶上智の英単語(教学社)
赤本を出版している教学社からの、早慶上智対策の単語帳です。僕は使っていませんでしたが、友達が使っているのを見せてもらったことがあるので書きます。レベルはまあまあ高め。コレ一冊でも十分。最大の特徴が例文。早慶上智の過去問の文章から引用した例文になっていて、ちょっとやる気でます。過去問の文章だけあって、わりと難しめの例文とかもあります。単語を覚える上で、例文が難しいのは、果たして良いのかどうか。。でも早慶好きのぼくとしては個人的に使ってみたかった一品です(笑)
・ターゲット1900
個人的に嫌いです。一問一答的な単語帳なので。完全に偏見はいってますが、あまり、おすすめはしません。周りで早慶受かったヤツで、これだけを使ってたやつは見たことないですね。
・パス単(旺文社)
ここからはオマケです。
単語王終わって(普通は終わらない)語彙力さらに強化したくなったら、準一級やっても良いかもしれません。単語王とかなり重複しますが、ちょこちょこ未知単語もあります。しかもその未知単語がわりと英文に出て来たりします。ちょっと差をつけられるかも。
あくまでも単語王一通り終わった人です。
慶法語義定義対策の項で書いたとおり、パス単1級は、僕のポリシーとしてはやる必要は0です。
・システム英単語premium(駿台文庫)
これも慶法対策で紹介しましたが、受験生でも使える接頭辞、接尾辞、語幹辞典です。単語帳というより、覚えにくい単語があったら索引で辞書的に引いてほしい。単語の理解力、推測力が向上するはずです。ただ、あまりこれに頼りすぎるのも良くありません。
あと、単語は単語帳だけでなく、当然ながら解いた長文の問題の単語もその都度覚えていきましょう。とくに、早慶の過去問の単語はできるだけ覚えたいです。ある種の文章のレベルには一定の語彙レベルも存在するので、良く出る単語はほんとうによくでます。
Ⅱ熟語力
熟語は基本的に理解で覚えられます。というか理解で覚えましょう。とくに動詞のイディオムに関しては、前置詞の基本的な意味を押さえるとかなり覚えやすくなります。
それを証明してくれるのが『解体英熟語』(Z会出版)。熟語の参考書はコレ一冊で十分でしょう。
②文法力
コレに関しては特にないですかね(笑)
学校で配られたものでも、市販の参考書でも、文法の本を一冊完璧にしましょう。
これも単純に暗記するのではなく、常に「なぜ?」を忘れずに、理解を心がけたいです。たとえば、as ifがas~as構文の省略形であるとか、そういうものです。ワンステップの理解をふむだけで格段に定着しやすくなります。
一通り終わったら、単元別ではない文法の問題集をこなしましょう。
オススメは、
『英文法・語法ランダム演習セレクト600』田村喜宏著(学研)
です。
センターレベル~早慶レベルまでを網羅した4択の問題集です。正誤問題は入っていません。
ということで正誤問題を対策したい方。
『スーパー講義英文法語法正誤問題』高沢節子著(河合出版)
この参考書の解説は圧巻です。まさに受験生の弱点を突きまくる問題の数々を、図や表を使って丁寧に解説しています。とくに単元別では無いため情報が散らばっている感はありますが、それでも使うに値します。正誤問題対策としてだけでなく、英作文を書く上でも使えそう。
以上で語彙、文法篇を終わります。
次回の英語の記事は、早慶対策にするかもしれません。
ではまた。
あ、ご要望あればコメントどんどん書いて下さいね~
