きょうの「英文読解T」の授業で、言語に関する文章を読みました。
内容は、「母語を話すときには本能的に話しているので、自分がその言葉を後天的に得たものとして捉えることは難しい。例えば、外国人が、自分の母語を誤って話しているときに、それが誤っていることは分かっても、なぜ誤っているのかを説明できない。」
というものでした。
その内容の途中で、外国語習得の話になったんですが、そこで興味深いものがありました。
それはずばりsemilingual。
monolingual、bilingual、trilingualはよくききますが、セミリンガルに関しては、恥ずかしながら初めて知りました。。
Simply put、セミリンガルとは子どもの頃に複数の言語環境におかれて、それぞれのリテラシーが低い人のことを言います。
内容ならきいたことありますね(笑)
よく自由英作文とかでも、
「小学校から英語教育をするべきか」みたいなやつの反対論として使われるヤツですね。
で、そうなってしまった人は、言語表現がうまくいかない、つまり自己表現がうまくいかない為に、言葉ではなく身体で表現する傾向が大きくなるそうです。
ちなみに、この点が、英文の「誤りを言葉で説明できない」という内容にちょっと絡みます。
話を戻すと、身体表現が悪い方向に進むと、当然ながら暴力的に振る舞うようにもなってしまうようです。おそろしいですね。。
ぼくも英語の重要性は分かっているつもりなので、将来的には子どもにも英語教育はしっかりやらせてあげたいなとは思っていたのですが(天の声:自分の心配をしたまえ)、
こういうの聞くと恐くなりますね。
いつも適当に書いていた、
日本語を学んでから英語を学ぶべきだ、
という意見もあながち間違ってはいなかったのか。。
英語を話せるようになりたいとはいえ、
日本に生まれて日本に暮らすなら、英語のネイティブには100%なれないわけですから、
幼い頃から変に押しつけるのは、改めてよくないなと思いました。
言葉で表現するって思ったより大切なんですね。
人間は言葉がなければ生きていけない。
よくしゃべるひとって、明るいからそうしてるんじゃなくて、よくしゃべるから明るいのかな。
ぼくはあまりおしゃべりな方ではないですが、
女性はよくしゃべる明るい人が好きです。
急にすいませんなんか(笑)
うまく言葉をつかえることで、想像以上に人生が幸せなものになるかもしれません。
これからはもっと言葉を大切にしたい。
そう感じた今日の授業でした。
以上。