最近3ヶ所の劇場に足を運んだので、客席の座り心地など劇場そのものの感想を。

 

 

 

日本青年館(2017年7月開館、1249席)

 

3館のなかで最も歴史が古いけど建物は新しく、キャパが一番少ない。

 

建物1階はコンビニとカフェがあってそれほど広くないので入場待機列は屋外。

上演作品ポスターの掲示場所から国立競技場方面に向かって作られてました。

(Googleマップを加工)

建物1階に入れないわけじゃないので(店舗があるから)、開場後の列がなくなったくらいなら1階で待ち合わせをしても迷惑にはならなそう。

初めて行った時は余裕をもって開場10分前くらいに着いたけど、座席は決まってるわけだしそんなに早く行く必要もないよなぁと思って(暑かったり雨だったりしたら屋外で待つのはしんどい)。2回目からは開場10分以上経ってから到着するようにしてました。

 

劇場内ロビーは1階も2階も広くないです(1階席=建物の2階)。むしろ狭い。自販機もないので、公演にもよると思うけど幕間に外出OK(要半券)。

 

後方までちゃんと傾斜がついているので、1階最後列でも視界のストレスはほぼありません。1階最後列の後ろにもかなりスペースがあるので、全体的に余裕があるつくりのような気がします。

2階席も傾斜がついてるので、最後列でも思った以上に舞台が近く感じられました。

後方ブロックでは舞台上方のセット(『男たちの挽歌』でいうと朋友商会の看板など)は見えないけど、前方ブロックなら問題なし。

注釈付きA席は2階F列。リンク>各座席からの舞台の見え方>2階後フロア の各写真を見てもらうとわかりますが、F列の前に壁のようなものがあって、これがあることで下手側の席なら下手〜中央の舞台面が欠けます(上手側なら逆)。そこまでギリギリで演じることは少ないかなぁと思うけど、選択の余地があるなら後方でもふつうのA席のほうがいいかもしれない。

 

何よりよかったのが客席の座り心地!

3時間じっと座ってても全然お尻が痛くならなかった!

ほどよく前の席とも余裕があるから足元に荷物が置けるし、キャパ少なくてもギュッと詰められてる感がない。一番行ったのがここでよかったと思うくらい。

またここでやって欲しい。

 

 

 

東京国際フォーラムホールC(1997年開館、1502席)

 

建物1階エントランスがかなり広いので入場待機列もロビー内で収まりそう。

 

(劇場HPフロアマップ1階ロビーを加工)

待ち合わせも余裕で屋内でできます。地下鉄有楽町駅・JR東京駅(京葉線)からなら表に出ることなく着けるし(図の左上のエスカレーターで地下へ行ける)、JR有楽町駅からも東京駅寄りの改札から出れば目の前だからまず迷わない。

ただ、1階席=4階、2階席=5階、3階席=6階なので、駅近とはいえ建物内に入れててもギリギリだと開演に間に合わない可能性がありそう。

 

オーケストラピットがあったり(観劇時は未使用)反響板などの音響装置が充実しているそうで、確かに音の響きがよかったです。観劇した演目も生オケでしたが、オーケストラピットは使わず舞台下手に専用スペースを作ってました。

舞台上も高さがあるので3階席でも舞台セットの上方見えないなーというストレスがあまりない。2階席前方(S席)と3階席前方(A席)に座ったけど、それほど視界は変わらないなという印象。内装が木材だからか、ちょっといい劇場に来た感がある(笑)。

 

3館の中で最も座席の幅が広かったです。よほどのことがなければ隣と接触することないのでは?くらい広い。足も組める(組まないほうがいいけど)。足元に荷物置いても全然余裕。後述するオリックス劇場と同じ3層構造なのに900席少ないんだからそりゃそうかという気もしますが。

 

そう、席には余裕があっていいんだけど、クッションが薄くなっているのかずっと座ってるとお尻が痛い……。一幕の途中からもう痛かった……。座席に幅があるから身じろぎしても隣にあまり迷惑かけてはいないと思うけど、結構しんどかったです。

 

 

 

オリックス劇場(1968年開館、2012年リノベ、2400席)

 

3館の中で最もキャパが多い。その昔大阪厚生年金会館だったところをリノベしてるので、内装含め見た目はきれい。

 

キャパのわりにエントランスが狭いので、入場待機列は下図の矢印線のように目の前の公園を時計回りにぐるっと囲むように作られてました。

(劇場HPのアクセス図を加工)

開演10分前くらいまで列は切れない。ある程度のところで待機列は締め切られて残りの人は公園で待つよう言われるので、ギリギリに着くとハラハラします。入場待機列に並ぶくらいの時間に着くなら西大橋駅から来たほうがストレス少ないかも。

チケットもぎりを通過するまで建物に入れないから、誰かと待ち合わせするなら場所は考えたほうがいいかと(公園に樹木はあるけど屋根はない)。今回は天気が持ってくれたのでよかったけど(主演の自担よ晴れ男で本当にありがとう)、よくなかったら到着時間考えないといろいろ大変かも。

 

座席はとにかく狭い!

座面も前後も狭くてぎゅうぎゅう感がある。2階は入ってないのでわからないけど、1階席も3階席も「うわ狭っ!」って思ったので、2階も変わらなそう。

上記2館は先に着席している人が座ったままでも列中央に行けたけど、ここはほぼ確実に座ってる人に接触する。荷物も足元に置くと蹴飛ばす率高い。座席下に入れられなくもないけど、それも席によっては厳しい。極力荷物を減らしていくのがおすすめ。

 

3階席の前方ブロックはこんな感じの背もたれ用クッションが置いてありました。

雑絵で申し訳ない。硬めのクッションで、実物は黒いです。

噂には聞いたことあったけど初めて見ました。係員さんが「背もたれ用にご利用ください」と上演前に案内してたけど、正解の向きが今でもわかりません。

使うと浅掛けになるからより足元は狭くなる、しかし使わないと視界悪くなるしでなんとも……。録音飲食禁止のほかにクッション使用例を載せたシートを係員さんが持ってたらよかったなぁと思う(背もたれに使わずお尻の下に敷いてた人もいたし)

 

そしてここも一幕途中で座ってるのがしんどくなってきた……。

開始40〜50分あたりでむずむずしだす人が増えて身じろぎするから、各所からミシミシいう音が聞こえてくるんですよね……。リノベ時に座面は取り替えてるみたいなんだけど、元の部分はそのままなんじゃないかしら。次に改装するときは座席の基礎部分も取り替えて欲しい。

 

 

 

 

 

観劇した演目

日本青年館:音楽劇 A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-

東京国際フォーラム:ダブリンの鐘つきカビ人間

オリックス劇場:音楽劇 A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-