アリオ橋本のタスクフリラから
立川へ転戦。
3階の奥の方で実力診断テストを
観てきました。
立川の3階は見やすくて
1階の奥よりもいいですね。
受賞は以下の通りです。
BP賞:林仁愛(得票数は過半数以上)
稲場愛香・小片リサ賞:西村乙輝
歌唱賞 :吉田光里
ダンス賞:杉原明紗
まこと賞:相馬優芽
大方の戦前の予想通り、
林仁愛ちゃんが
ベストパフォーマンス賞を獲得しました。
おめでとう!
自分も林仁愛ちゃんに入れました。
長い手足を活かしたダンスや
歌のリズム取りの上手さは
さすがなんですけど、
それよりも明確に課題と向き合って
クリアしていく姿勢が
素晴らしいですよね。
才能にあぐらをかくことなく、
才能ある子がそれ以上に努力すると
こうなるんだなという
パフォーマンスでしたね。
いうても仁愛ちゃんも
実診は2回目で
研修生に加入してから1年2ヵ月、
まだ12歳ですよ?
それでここまで成長してくる子、
今まで見た事ないです。
なんでここまで努力できるのか、
その理由がBP受賞後のコメントで
わかりました。
「(昨年のこの場でBP賞を獲った)川嶋さんみたいになりたいと思って」
俺はてっきり
同期と比べてどうこう考えているのかと
思ってましたが、
仁愛ちゃんは見ている場所(ステージ)が
違っていたんです。
「川嶋さんみたいになりたい」も
『願望』じゃなくて
「ならなきゃいけない」くらいの、
クリアすべき『目標』として
ハッキリと捉えていたんだな、
とその口調から感じました。
(周りから見たら意識が高いことも本人にとっては当たり前になっている)
ゲスト審査員のまなかん(稲場愛香)が
いいこと言ってましたね。
「もうここまで来ているからこそ
表情の付け方とか、
いろいろと注文をつけたくなっちゃう」
その通り、課題を見つけようと思えば
まだまだたくさんあります。
その未完成さゆえに
今後の伸びしろも無限大で楽しみがいっぱい。
とにかく
「プラトニック・プラネット」で
聴かせた高音の伸びは
何物にも代えがたい魅力です。
とくに最近は、高音を得意とする
ハロメンが
減ってきている印象ですので。
この子は早くデビューさせて
上のレベルで揉まれた方がいいと思います。
ハロプロを代表する歌姫になってください。
●新入生のレベルが高く波乱呼ぶ
今回の特徴として、
まだ研修生経験が
半年にも満たない子が
ほとんど(12人中9人)でした。
正直、「素人のど自慢大会」に
なってもおかしくないな、と
思っていました。
ところがフタを開けてみたら
今時の子は吸収するのが早いのか
見ごたえ十分のパフォーマンスを
披露してくれたんですよね。
いきなり度肝を抜かれたのが
課題曲トップバッターの西村乙輝ちゃん。
振りも大きく、声もしっかり安定していて
ピッチも外さない。グルーヴ感もある。
自由曲も迫力あるパフォーマンスで
とにかく説得力抜群でした。
そして課題曲3番手の吉田光里ちゃん。
この子がまた賞レースを掻きまわします。
「わたしはこういう舞台で緊張しません」
とんでもない強メンタルの爆弾娘の登場です。
圧巻だったのは自由曲の「Wake-up Call」、
予想時に「この曲は1人で歌う曲ではない」と
いった旨のことを書きましたが、
審査員の人も同じことを思っていたようです。
ですが彼女は
「歌うのが難しいと思われている曲に挑戦する」
と超強気。
で、実際にその勢いのまま、
歌い切ってしまうのです。
(星部ショウ流に言うと「成立させてしまった」)
怖れ知らずの若さが成せる業です。
そうした36期の強烈な勢いが
続く最年長の河野空愛ちゃんに
少しずつ、目に見えないプレッシャーを
かけていたんでしょうね。
賞レースの怖いところです。
空愛ちゃんは課題曲を歌い終わった後、
泣き出してしまいます。
声を震わせて「自分に負けそうになって…」と。
自信は持って臨んだはずなんですが、
思うように声が伸びず、
どんどん弱気になってしまったんでしょうね。
パニックになった空愛ちゃんに
上野まり子先生が声をかけます。
まずは落ち着くように諭してから
「あなたには華があります」
このやり取りを聞いて
上野先生の研修生への愛情の深さに
感銘を受けました。
なんとか本来の姿を取り戻させようと
上野先生も必死だったからです。
これで救われた空愛ちゃんは
自由曲の「赤いフリージア」では
自分の力をもう一度信じて
普段通りのパフォーマンスを見せます。
こういうのが日常のレッスンでも
繰り返されているんだなと
感じましたね。
●各研修生寸評
まだまだ未完成だらけの研修生も
いいところもたくさん見つけられたので
思い付くところだけ残しておきます。
・服部琉愛ちゃん
2曲とも℃-ute曲でしたが、
等身大の伸び伸びしたパフォーマンスでした。
とにかくハロプロが好き、
℃-uteが好き、
歌って踊るのが好き、
というのがちっちゃい身体から
ビシバシ伝わってきました。
まだ小6ですよ?
楽しみ、楽しみ。
・杉原明紗ちゃん
最終的には林仁愛に投票したんですが、
この子と西村さんとで考えました。
自分の中では2位ですね。
みんなダンスを褒めてましたが、
それより驚いたのが
「ブギウギLOVE」での
子音でのアクセントの取り方。
うーん、
ハロプロをよくわかってる。
ハロプロ歌唱を研究した成果と捉えました。
今時点でも「RED LINE」で
あれだけ歌とダンスを
両立できるんだから、
素晴らしいです。
・大坪茉乃ちゃん
鈴木愛理が好きで「桜チラリ」を
選曲したらしいですが、
歌声はちょっと鼻にかかった甘い声。
そう、なっきー(中島早貴)でした。
ピッチが安定しているから
聴きやすく、
やっぱキャンディーボイス最高です。
・相馬優芽ちゃん
ちょっとクセのある垂れ目の子なので
人気の好き嫌いが分かれそうだなと
思ってたんですが、
本人も言ってたように、
アイラインのメイクを覚えて、
万人ウケするお顔に変身。
アイドルはみんなに愛されるの大事だからね。
ダンスの実力は折り紙付き。
バイプレーヤーとして存在感のある子に
なりそうです。
・宮越千尋ちゃん
筋肉の動かし方、止め方。
この子が一番ダンスが的確でキレイです。
「冷たい風と片思い」は
みどころ十分でした。
おっとりした性格もいい感じで
癒しキャラとして人気でそう。
・浅野優莉花ちゃん
声の色っぽさを生かした選曲◎。
上野まり子先生からは「魔性の女」と
呼ばれていましたが。
人気が出そうなルックスなので
あとはどういう方向に
セルフプロデュースしていくか。
次は色っぽい路線は封印して
可愛い路線にチャレンジしてみて
ほしいです。
・島川波菜ちゃん
ハキハキしゃべる
クラスの学級委員長タイプ。
芯の通った歌声で聴きやすい。
一本調子なところもあるので
いろんな表現力を身に付けていくと
魅力が出ますね。
・牧野永愛ちゃん
「スキップ・スキップ・スキップ」の
リズミカルな動きは良かったです。
「ふるさと」の選曲理由も
ご両親が聴いたら絶対泣いちゃうやつ。
(代わりに上野先生が泣いてましたが)
着実にステップアップできてます。
・河野空愛ちゃん
この12人の中では断然、
アイドルとして華があります。
「赤いフリージア」では
ハッとする場面もありました。
そのオーラは
元から備わっていたものではなく、
研修生に入ってから努力して
身に付けたものです。
一度の失敗で見捨てられることは
絶対ありません。
高校3年生、でも、
夢を諦めなければ
ハロプロでアイドルになれます。
(自分が空愛ちゃんの立場だったら
まだあきらめません)
「人生は後悔しないように生きるのがいい」
です。
P.S.
タスクのフリラ(アリオ橋本)では
夢のような瞬間がありました。
Xにポストしてますので、
そちらの方をご覧ください(笑