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ねえ、アイドルの前に
ひとりの女の子なのよ
平気な顔に見えるでしょ?
わたしもプロだから
新宿ライブハウス「BLAZE」。
歌舞伎町も昔に比べりゃ
だいぶ風景が変わったな。
自分が授業をさぼって、
ここでたむろしていた頃は、
まだ、なっちゃんも
生まれてなかったんだな。
仕事でひとり2日徹夜して、
なっちゃん20歳のバースデーの日に
立ち会うことができた。
小学5年生の時に
茨城から原宿に来てた時に
スカウトされたのが
人生の転機。
中学生でアイドルデビュー。
軽い気持ちで考えていたのが、
やってみて大変だということに気付く。
でも持ち前のガッツと明るさで
ここまで走り抜けてきた。
そんななっちゃんも
ついにハタチ。
ステージ上でシャンパンのお祝い。
本当に初めて
お酒飲んだみたいに
鼻から抜けるアルコールの匂いに
新鮮に驚く。
お酒に慣れている
今日花ちゃんと風花ちゃんが
やけに大人に見える。
これからどんなお酒の味を
経験するのかな。
里仲菜月という子は、
アイドルとしての顔と、
アイドルである前の
ひとりの素朴な女の子の顔が
見え隠れする。
甘いの?苦いの?
どちらも、オトナの味。
なっちゃんがソロで歌ったのは
3年ぶりに歌う
マイナーコードの彼女のソロ曲
「僕はマグネット」と
1部では、aikoの「KissHug」、
2部では、夢アドの「メロンソーダ」だった。
里仲菜月のイニシャルはS.N
だから、マグネット。
aikoの「KissHug」を歌ってくれるとは
思ってなかった。
なっちゃんが中学生の頃に
よくカラオケで歌っていた曲。
耳を澄まして聴いていると、
なっちゃんの原風景に
触れるようだった。
20歳になっても、オトナになっても、
なっちゃんの心には
青春を過ごした
茨城の原風景が残っている。
「最近、思うんだけど、
わたし、タスクのこと大好きだなって」
少女と大人、
アイドルと女の子の狭間で、
なっちゃんはこれからも
Task have Funとして
突き進んでいく。
なっちゃん、
アイドルを続けてくれて
ありがとう!
<1部> セトリ
01.ギュッと、チュッと
02.ぎぷす
03.幻想セレナーデ
04.僕はマグネット
05.KissHug(aiko)
06.春風
07.my Buddy!!!
08.「キメ」はRock You!
09.背徳的カタオモイ
10.ラブグリッター
11.インダ ビュリフォデイ
<2部> セトリ
01.メインアクター
02.3WD
03.ひと夏ボーダー
04.SPOOL
05.ケルベロス
06.僕はマグネット
07.メロンソーダ(夢みるアドレセンス)
08.インダ ビュリフォデイ
09.キミなんだから
10.ぎぷす
11.ギュッと、チュッと
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わたしがいちばん可愛いのに
どうして あの子ばっかり見るの?
あなたから「好き」と言われたなら
アイドルだってやめちゃうから!
おねがい 名前で呼ばないで
これ以上 夢中にさせないで
間接キスが恥ずかしくて
一口も分けてあげなかったメロンソーダ