昼公演の感想をちょっとだけ。
れいれいとりさちの
「明日テンキになあれ」良かった。
れいれいに引っ張られる形で
こぶし魂が乗り移ったようなりさちの
熱いパフォーマンス。
何より、心から楽しいと笑顔満開
だったのが、りさちらしかった。
これだけ笑顔で人を魅了する子は
なかなかいない。
ハロプロにいる間、
ハロメンにはできるだけ
楽しんで欲しいと願う。
そして樹々ちゃんの卒コン。
セトリはこちら。
自分にとって「推し」とは、
歌が上手いとか、
ダンスが上手いとか、
ましてや顔が可愛いとか
いうものではない。
もちろん、それが「好き」に
なるキッカケにはなるけど、
その子の心の中身に触れ
そこに「惚れて」こそ、
「推し」になるものだと思う。
自分は金澤朋子さんのヲタク(一推し)
だったけれど、
朋子が好きだから、
(その影響で)樹々ちゃんも
好きだと思われるのは
心外である(笑
朋子よりも先に樹々ちゃんを
見つけてた、
とホントは言いたいけれど、
朋子は研修生の樹々ちゃんに
目をつけていたから、
スピードでは負けてたかな。
自分が樹々ちゃんに惚れ始めたのは
彼女がつばきに入りたての
インディーズ時代。
それこそ、今日のセトリだったら
「17才」や「青春まんまんなか!」を
歌っていた頃。
先行してデビューしたこぶしが
力強さを武器に
のし上がっていったのとは
対照的に、
控えめな可憐さがあって、
その中でも、
若いながらにして高潔で、
凜とした佇まいの樹々ちゃんは
まさにつばきを象徴する女の子だった。
加えてよかったのが、
ちょっと抜けたところがあったところ。
もし樹々ちゃんが完璧にすべてを
こなし、隙のない女性だったら、
「推し」にはなってないと思う。
完璧主義者だけども、
ちょっとした失敗もしてしまう、
そんな人間らしいところが
愛おしかった。
そんな樹々ちゃんに転機が訪れたのは、
ヘルニアで休みを余儀なくされた頃。
つばきのエースとして奮闘していたが、
自分の力ではどうしようもない
状況に陥った。
グループ内でも不満が噴出し、
バラバラになりかけた時期でもあった。
もしヘルニアにならなかったら、
樹々ちゃんは1人でなんとかしようとして、
依然として孤立していたかもしれない。
一時期グループを離れたことで、
客観的に自分がつばきファクトリーの中で
どういう立ち位置を取るべきか、
考えたと思う。
肩の力が抜け、
周りのメンバーと協調するようになって、
素直な自分をさらけ出せるように
なったと思う。
エースというのは孤独である。
グループを背負うだけの覚悟がいる。
その重たい荷物を、樹々ちゃん1人で
しょい込む必要がなくなった。
周りのメンバーも樹々ちゃんと共に
大人になっていたのだ。
ここ数年、とくに、
きそちゃんやきしもん、おみずあたりは
さりげない心遣いをするようになって、
素敵な女性になったなと感心していた。
今のつばきは、思いやりの心に溢れた
優しいグループだと心から思う。
本当にいいグループになった。
卒コンのハイライトは、
メンバーが1人ずつ、
樹々ちゃんへの想いを伝える場面。
メンバー全員、それぞれに違った形で
樹々ちゃんとの関係・物語が見えるから、
この時間が長く感じなかった。
豫風ちゃん、真琳、栞、結心、
まおぴん、さおり、おみず、
きしもん、あんみぃ、きそ、理子。
個人的に、
ずっと今まで涙を見せてなかった紗栞が
最後に感情を表に出したのが
紗栞らしいなと思ったし、
つばきが苦しいときに共に先頭に立って
戦ってきたきしもんとの信頼関係、
あんみぃの「寂しい」というあまりに
素直な感情、そして
「こんなに仲良くなるとは思わなかった」という
理子ちゃんの言葉に心打たれた。
それだけ真摯に、メンバーと
向き合ってきたのだと思う。
清く正しく美しく、
そして他人に優しく。
今時、そんな生き方をしようとする
女の子は少ない。
苦労するのは目に見えているから。
でも樹々ちゃんは
そうやって生きてきたから、
こんなにもメンバーやファンから愛され、
素敵な卒業式を迎えられたんだと思う。
ネイビー色のドレスも
最高に美しかった。
こんなにも美しく卒業していく
アイドルを他に知らない。
インディーズ時代からの想い出は
後で一個ずつ
ブログを見ながら
振り返っていきます。
樹々ちゃん、卒業おめでとう!