土曜日、昼過ぎから、
新宿西口のコクーンタワーの
ブックファースト新宿店で
ふーちゃんの写真集
「またあした。」の
発売記念イベント。
写真集を手渡ししてもらって、
ポスターに名前を
書いてもらってる時に、
ふーちゃんが
「名前書くの初めてだよね?」
顔は知ってるけど、
SNSとかで見かける名前と
一致しないパターンが
よくある中、
こういう機会に
名前を覚えようとしてもらえる
のは嬉しい。
「自分の名前(本名)にも『風』
が付くんだ」
ちょっとした共通項。
中国で『风』(風)という言葉には
(逆境などに)立ち向かうという
意味もあると昔聞いたことがあり、
(自分の名前の由来のひとつらしい)
それをふーちゃんにも伝えたら、
「へえー、全然知らなかった」と
言ってくれたんだけども、
その後、いろいろ調べても
出典元が見つからず、
ウソ言ってないかちょっと心配?!
ふーちゃんにとっては
念願だった初の写真集。
雑誌「B.L.T.」の季刊連載「風花」から
まとめられたもので、
ロケ地は能登半島、伊豆諸島の新島、
北海道の登別、旭川、京都などで
春夏秋冬、四季折々の風情が詰まった
写真集となっている。
アイドルの写真集っていうと
南国の海とかで撮影して
開放的な雰囲気のモノが
多いイメージだけど、
ふーちゃんって、和風美人だし、
性格的にも今時珍しく
大和撫子のような奥ゆかしさ、
芯の強さをもった女の子なので、
四季感のある写真や、
日本らしいわびさび効いた情景を
バックにした写真が、
ぴったり合っている。
いつもケタケタと
よく笑うふーちゃんらしく
笑顔の写真もたくさんあるけど、
泣いてる写真とかもあったり、
普段の素の、ありのままの
熊澤風花が収められていて、
ページをめくるたび、
ふーちゃんと一緒に
過ごしている気分になる。
この日も結局、
6時間に及ぶイベントを
ずっと笑顔を絶やさず
こなしたふーちゃん。
ファンやスタッフに
愛される理由がわかります。
自分はサブナードで昼食を
済ませた後、
下北に移動して、
下北沢トリウッドで
ふーちゃん主演の
短編映画「17クラブ」を見た。
(第14回下北沢映画祭準グランプリ作品の見開きver.)
池尻大橋ジャンクションの交差点も
アニメ加工するとこの通り。
ストーリーは、
1秒だけタイムリープできる少女のSFストーリー。
いわば現代版(アニメ版)「時をかける少女」。
マンガのフレームワークを
そのまま取り入れ
マンガを見開きにしたイメージの中に
実写部分とアニメーションを
織り交ぜる独自のスタイル。
違うコマの映像が動き
そのまま同時進行していくのは
今まで見たことがない斬新なスタイルだ。
例えば、右上から左下へ1コマずつ
話が進んでいくのだが、
次のコマの映像が動き出しても
前のコマの映像は停止せず、動いたままとなる。
声も声優さんが吹き替え
(実際は声を先録りし、それに合わせてキャストが演技する)
しているので、
よりアニメ感が強くなっている。
洋画の吹き替えみたいに、
演者と声のミスマッチが
また違った味を出していて、
例えば、話中のアニメキャラの女の子と
ふーちゃんの(本来の)キャラが
アンマッチで、その違和感込みで
味わうのが面白いと思う。
背景もアニメで加工している分、
色彩感覚に溢れ、
紫やピンク、青を多用しているのは
撮影監督の鈴木旬氏によると
セーラームーンの影響とのこと。
監督・脚本・編集の森翔太さんの
話を聞けたが、なかなかの変人で、
中野のタコシェに通う
サブカル好きの彼の20代は
ずっと下北でフリーター、ニートを繰り返し、
何度も(空腹で)死にかけた、と。
そういう人がやがて
こういう斬新な手法の映像を
撮るようになるのだから、
人生、何が起きるかわからない。
自分も昔、映画が好きで、
ゴダールとかヌーヴェルヴァーグに
かぶれていた時代もあったので、
その頃の青春を思い出す
エピソード満載で
楽しい時間だった。
映画本編のラストで、
ふーちゃんと
その友達の女の子(モデルの大石楓夏さん)が
木漏れ日の中、
ブランコに乗るシーンがあるのだが、
このシーンだけ背景も実写になっている。
それまでずっと
「アニメの世界」(非現実世界)
だったのが、一気に現実感を増す。
このシーンが、とても美しい。
2人の友情物語と青春の刹那さを
強調している。
P.S.
この日の朝ごはん。
この日の昼ごはん。
デブまっしぐら。