やふぞうリサイタルへようこそ。



今までのがウソみたいに
最近、Juiceの席運がいい。

今日は3列目、
先日の中野が6列目、
19日のれいれいはたぶん最前(B列)。

どうなってるの。


 

もしかして、
ようやく事務所に
コイツはJuiceヲタだと認知されたのか?


これだけ里愛が近いと
頭の中で何考えてるのか
伝わってくるようだ。

緊張しているのか、
Juiceの時よりも

心なしか表情に余裕はない。

でもテンパってもいない。

歌に集中している時の顔。

いまさらだが、
今日はじめて、

やふぞうの癖に気付いた。

マイクを左右持ち替える回数が
やたら多いこと。

ハロプロは

左手マイクホールドが基本。

右手で振りをつける。


でもやふぞうが
「歌で勝負に出た」とき、

たぶん、この癖が出る。


<セトリ> ※2部

01.The Vision(モーニング娘。'16)
02.素直に甘えて(Juice=Juice)
03.AS FOR ONE DAY(モーニング娘。)
04.冷たい風と片思い(モーニング娘。'15)
05.シルバーの腕時計(モーニング娘。)
06.FIRST KISS(あぁ!)
07.Memory 青春の光(モーニング娘。)
08.黄色い線の内側で並んでお待ちください(金澤朋子)
09.ただ泣きたくなるの(中山美穂)
10.明日への手紙(手嶌葵)
11.君だけじゃないさ...friends(2018アコースティックver.)(アンジュルム)
12.リズムが呼んでいるぞ!(カントリー・ガールズ)


●松永里愛の実験リーグ

やふぞうさん、
今日はほとんどしゃべってません。

しゃべったことと言えば、

「(喉を潤す)水の中にのど飴が入ってる…」

「今日、雨降ってました?
えっ、降ってなかったんですか。
雷が鳴るって言ってたのに。
まあ、そんな日もありますね…」

の二言くらい。

「では、次の曲!」ですぐライブに戻ります(笑


1部はアップテンポの曲、
2部はミディアムテンポ、もしくはバラード縛り。

ガラッと構成を変えてます。


松永里愛の歌の課題を
プライオリティ順に挙げるなら

①ファルセット
②感情表現
③喉を痛めない歌い方
④フェイクなどのアドリブ

だと思ってます。


①は、もともと彼女、
地声の音域が広い方ではないので、
高音をどう出すかというのを
昨年から取り組んでいました。

ファルセット、ミックスボイスが
うまく使えれば、
音域の狭さもカバーできますよね。


②は、2年くらい前に

菅井ちゃんから言われた

「あなた、ロボットみたいね」。
正確にピッチを刻めても、
感情表現が伴ってないと

いい歌にはなりません。
これも彼女が挙げていた課題のひとつです。


③は、決して力が入りすぎてるって

ことはないんだけど、
高音を出すときに
喉への負担がかかっているように

(素人目に)見えます。
できれば、
もっと楽に声が響くように

なればいいよね、

と勝手に思ってます。


④は、まあ、これから先の課題。


ということで、

今年も①と②にチャレンジするような

セトリにしてきたのかなと

感じています。

「The Vision」、
いきなりサビのファルセット、

いきなり聴かせどころ。

#02~#04は、キーの低い曲で
ここらへんはやふぞうの庭、
得意分野でしょう。

「AS FOR ONE DAY」は、
冒頭の加護ちゃんセリフは
言わないスタイル。
こういうのは恥ずかしがって?
里愛はやらんのですよね(笑
でも個人的にはやって欲しいな。


以前、
「松永里愛の声には悲哀がある」と
書いた覚えがありますが、

松永里愛を「喜怒哀楽」であらわすと
一番「哀」がしっくりきます。

片想いの曲とか、失恋の曲とか。

#05「シルバーの腕時計」は
失恋の悲しい曲ですけど、
里愛にピッタリ合うんですよね。
聴いてて、

それこそ曲の情景が

浮かんでくるような…。

研修生時代から
こういうタイプの曲が

彼女には似合ってました。

雨の音が好き、というのも

里愛らしいというか。

 


「久しぶりに『FIRST KISS』聴きたいな」

そんなことを考えてたら、
次の曲のイントロでまさかのビンゴ!(笑

 

研修生時代も良かったけど、
いまは、感情表現のレベルが

数段上がっています。



#09「黄色い線の内側で~」
これもイントロがかかったときは
「えっ!」ってなった(笑

「金澤さんの曲歌ったったでー」という
多少のドヤ感を含みにしながら、
それまでの失恋ソングとは違って、
ちょっと楽しそーに歌っている
やふぞうがいました。


#9、#10は「The Ballad」で歌われた2曲。

あれから2年経って、
なぜいまさらバラッドなのか。

正直、「The Ballad」のやふぞうって
あまり印象に残ってないんですよね。

「ただ泣きたくなるの~」も
(極端に言えば)

サビを棒読み風に歌うよなーって
思ってたし。

ところが今日聴いた
「ただ泣きたくなるの」と
「明日への手紙」、
2年前のやふぞうとは全然違ってました。
もちろん、いい意味で。

ファルセットの美しさ、
ロングトーンの響き、
感情表現の豊かさ。

この2年で里愛が何をやってきたのか。
なぜいまさらバラッドなのか。

それを彼女の口から明かされることは
ないと思いますが、
歌を聴けば、その答えがわかります。

#11「君だけじゃないさ...friends」
個人的にこれが本日(2部)のベストテイク。
これも、サビのファルセットが

キレイに響いていました。

これだけの曲数をこなして
歌詞間違いが一度もなかったことも
特筆すべきことです。



今日の「ライブ」を見ても、

里愛が、宮本佳林や金澤朋子の影響を

多分に受けているのが見て取れます。

この2人のすごさを
一番近くで見て肌で感じたからこそ、
プライドを持って、

自分が目指すべきところが

明確に見えているんじゃないかと。

 

その理想に近づくための

贅沢な「実験」、

それが今日のバースデーイベント。