研修生実力診断テストが
中野サンプラザに帰ってきたぞ!

開演前のこの熱気。
いいっすね。

やっぱ、こうでないと。



この日、中野サンプラザの
ステージに立った研修生達。

10人全員、それぞれに
心動かされる瞬間があった。

賞を取った子も
取れなかった子もいるけど、
みんな、みんな素晴らしかった。

それは声を大にしてゆいたい。



今年の賞の結果は以下の通りです。


◆ベストパフォーマンス賞(2人)
(総票数:4083票)

・松原ユリヤ 1237票(30.3%)
・小野田華凜 1174票(28.8%)

◆上野まり子歌唱賞:松原ユリヤ
◆みつばちまきダンス賞:小野田華凜
◆宮本佳林・小片リサ賞:川嶋美楓、村越彩菜
◆まこと賞:石山咲良


BP賞を獲ったダンソン、だーりん、
本当におめでとう!!

ダンス賞にだーりん、
歌唱賞にダンソンが発表された時、
(BPは)他に誰がいるのか?と思った。

この時点で、
まさかこの2人がBP賞になるとは
思ってなかったから、
佳林が2人の名前を読み上げて、
ダンソンが号泣した時、
もらい泣きしちゃったね。

2人とも素晴らしいパフォーマンス。
ダンソンは、
「ポツリと」では豊かな声量を生かし、
「Teenage Solution」では
ここに賭ける感情を爆発させた。

虚空を見つめる表情は

祈りにも似ていた。

いつもは冷静な彼女が
もがき苦しんだ末に

掴んだ栄冠だった。

だーりんは、
ここまで磨いてきたスキルを
存分に発揮した。

審査員の佳林に
パフォ中の表情を褒められた。
以前の無表情だっただーりんは
もうここにはいない。


得票数の半数以上を
この2人で占めたということで、
急遽、2人で受賞、

ということになった。

(相変わらず)

レギュレーションを

その場の思いつきで変えるのも

どうかと思ったが、
2人で一緒にトロフィーを手に取った時、
「これで良かったな」と思った。


泣きじゃくるダンソンを
優しく見守るだーりん。


研修生歴が長い2人である。

気が付けば、

後輩だらけになっていた。

普段から気が合う間柄ではないが、

励まし合いながら、

ここまでやってきた。
 

楽屋の裏で2人だけで

ダンスの練習をしたり、
時には、一緒に夏祭りに

遊びに行ったり。

感情を表に出すのが苦手で
ともすると不器用な2人だからこそ、
人知れぬ悩みや苦しみも

あったと思うが、
お互いにコツコツと

努力を重ねた時間が
無駄ではなかったことを

これで証明できた。

こんなドラマチックな

ラストシーンは
予想だにしなかった。



自分は、川嶋美楓に入れました。

みっぷる、モノが違いました。

自分の中で勝手に
これはもう研修生に置いておくのは
もったいないレベルなので、
6月早々にデビューさせて、
1年まるっと鍛えれば、
モーニング娘。'23のセンターは
この子で決まりだなと

先走ってました。

勝手に先走るのは、自分の悪い癖です。

それくらい、

彼女のパフォーマンスは
キラキラしてました。

佳林が言っていたように、
歌がうまい、

ダンスがうまいというのも
大切な要素だけど、
ステージ上でいかに輝けるか、
というのが、

アイドルになる上で
重要だと思うんですね。

まずは
基本技術(16ビート)を反復練習する、
それをパフォーマンス中に出すことは
みっぷるの中では

当たり前になっていて、
彼女が意識しているのは、さらにその上。
1つ1つの動きをより美しく見せること。
そしてパフォーマンスすることを
心から楽しむこと。
心ごと弾むような躍動感。

技術が根底にありつつも、
技術に頼らない

(ひけらかすようなことはしない)。
彼女が目指しているのは「アイドル」。
佳林がそこの部分を

ちゃんと評価してくれて
嬉しかった。
(りさまるは見るポイントがちょっと自分とズレてたかな)

パフォーマンスへの集中力も素晴らしい。
息も絶え絶えになるくらい、
全力で踊っているが、
それも無意識のうちにやってる。
「好き」な気持ちで踊ってる。

みっぷるは、
やっぱりモーニング娘。向きだと

思いましたね。
あのダンスは、

娘。じゃないと意味がない。


楽屋に戻ると、

夏月姫の肩にもたれかかるように

悔し涙を流したみっぷる。
夏月姫がみつばちまき先生の胸で

泣いたシーンがオーバーラップした。

才能がある子を

見逃したりはしない。

課題の体力つけて、
また一年後に待ってます。


もうひとり、
心をわしづかみにされたのが後藤花ちゃん。

久々の大物あらわる!

4ビートも取れない?
パフォーマンス中に自由な動きしてる?
そんなの(今は)どうでもいいってくらい、
歌声に魅力があり、
情緒豊かな表現力を秘めている。
「人生はSTEP」

出だしめっちゃ良かったでしょ。
だんだん雑になっていくんだけど(笑

やり終えた後の数秒の沈黙。
なぜか満足げな表情。
まことに名前を間違えられて
「ふぇ~」とふてくされるとこ。
一挙手一投足から

目が離せない。

上野まり子先生が

「大器」認定してくれて良かった。

上野先生なら、
花ちゃんのいいところを

ちゃんと残しつつ
リズム矯正してくれるんじゃないかと
期待してる。

また研修生発表会に行く

楽しみが増えたわ。

 

他の子についても感想少しだけ。


前島花凛ちゃん。

彼女もメッチャ良かったな!

「青春の花」
その曲が持つメッセージが
花凛ちゃんを通して、

こちらにビシビシ伝わってきました。
アイドル、表現者としていいモノを持ってる。
この子、アーティスティックやね。


橋田歩果ちゃん。

正統派な「PBJL」でした。
ほのほのは今年も無冠に終わりました。
いわゆるキララポジション?
俺は2年前に

「自分の見せ方をよく知っている」

という理由で一票投じてます。
予想を裏切らないクオリティは

信頼できるけど
サプライズには繋がらない、
賞レースではそんなジレンマがあるかな。


植村葉純ちゃん。

ダンスは動きにキレがあり丁寧で

バリエーションも豊富、

研修生ではトップの実力です。
その「技術」が一番目立っているうちは、
ヲタクの心を捉えるまでは

行かないでしょう。
求めているレベルが相当高い話をしています。

まだ今年は『きみの登場』するタイミングではなかった、というだけ。

いずれは葉純ちゃんの時代がきます。
強いて課題を挙げるなら、
歌とダンスの一体感でしょうか。
歌のためのダンス、
ダンスのための歌、になればいい。


石山咲良ちゃん。

やはりダンスは迫力ありました。
衣装の配色については異議あり。
「KEEP ON 上昇志向!!」は、

同期のいちかし(有澤一華)が

選んだ曲なんだよね。
細かいところにもっとこだわりが出てきたら、

また違った印象になっていたかも。
最後、泣いてた情報があり、

もしや、と思ったけど、
かなみん(石栗奏美)のブログを読む限り、
まだやめるつもりはないようでホッと一安心。
自然と涙が出てくるほど、

本気になれることって
人生でなかなかないよ。


吉田姫杷クン。

全身赤づくめのスパンコール衣装、
センスの良し悪しはさて置き、
その目立とう精神に感動。
消極的で内気な自分とサヨナラするため、
キラキラしたアイドルを目指すひのはーを
応援せずにはいられない。
パフォ中のジャンプは、さすがバスケ部。


村越彩菜ちゃん。

100点満点とはいかなくても、
歌もダンスも表情も

平均して80点が取れる村越ちゃん。
それって、賞レース向きではないんだけど、
グループ活動の中では

この安定感がすごく頼りになる。
この結果(宮本小片賞)に

思いっきり胸を張っていいと思います。