やっぱり、
いまどきの女子は
K-POPから入るのだろうか。

里愛が小学生低学年の頃は、
KARA、少女時代の

K-POP第2世代が
流行っていた頃で、
里愛もそのあたりを聴いていた。
(後に第3世代と言われるTWICE、IZ*ONEが出現する)

なんといっても、
スタイルの良さに

女の子は憧れる。

徹底した体形管理こそ、
韓国アイドルの

強みなのかもしれない。

そんな里愛が
何をキッカケにハロプロを知るのか。

それはやはり、

お母さんの影響なのであった。
お母さんがハローを知っていて、
里愛に動画(MV)を見せた。

その中で、里愛の心を捉えたのが
アンジュルムの「乙女の逆襲」である。

 

 

「乙女の逆襲」のMVは良い。

こうした非日常的なMVが
子供の心を動かすのである。
ハロプロは、

もっとMVにお金をかけていい。


低学年の頃は
お母さんから

「歌が下手」と言われてたという里愛。
(お母さんはかなり歌が上手い)

しかしいろんな音楽を聴いて
モノマネをするうちに、
だんだん歌が上手くなっていき、
それでハロプロのオーディションを

受けてみることに。

2015年のアンジュルム新メンバーオーディションに
3次審査で落選。
(この時の合格者は上國料萌衣)

翌年のモーニング娘。'16「新世紀」オーディションも
3次審査で落選。
(この時の合格者は研修生から加賀楓、横山玲奈)

2回続けて落選したので

かなり落ち込んだ。

ふとオーディションを

振り返ってみたときに
特技披露で、

アンジュルム「臥薪嘗胆」などの
ダンスを披露したのだが、
「わたしにはダンスが向いてないんじゃないか」と思い、
再募集がかかった

次のオーディションでは、
特技披露で、

ルービックキューブを1面作りながら
「愛の軍団」を歌うという謎の行動に出た。
(自分でもシュールだなと思いながら)

結果、ハロプロ研修生に声がかかり、
晴れて研修生入りとなる。

ちなみに、
里愛が他の研修生と違って

珍しいのは
一切習い事をやっていなかった点だ。
オーディションで披露した

ダンス・歌は、すべて我流。

ご両親も、特別、

里愛をアイドルにしようと
していたわけじゃなく
「自分でやりたいことを考えなさい」

というスタンス。

その子の性格にもよると思うが、
里愛みたいに

自立心が強い子だったら、
親が余計な口出し・手出ししない方が
大きく育つ。


初めて入った研修生は、

怖い場所だった。
周りのみんなが

生き残るために必死だったからだ。
里愛はそこで初めて、

自分が来た場所の意味を理解する。

悔しかったのは

2回目の実力診断テストの時。
上野まり子先生から

「歌にパワーがない」と言われた時。
どうしたらいいのか、

すぐにはわからなかった。
ちょうど、自分がデビューするイメージが

沸かなくなっていた頃だ。

その頃、

ハロコンで一緒になった

Juice=Juiceの
パフォーマンスが目に留まった。
中でも、

宮本佳林のパフォーマンスには圧倒された。
『微炭酸』を見て

「わたしもこうなりたい」と思った。

半年以上かけて課題と向き合い、
3回目の実力診断テストでは

「ガタメキラ」にチャレンジ。
BP賞は取ったものの、
相変わらずデビューに向けての実感はなく、
そろそろ辞め時かなと思っていたところに
Juice=Juice入りのサプライズが届く。

Juiceに入ってからは、

最初は同期の工藤由愛と気が合わず
不仲だったが、

一度大ゲンカをした後は

何でも話せる仲になった。

井上玲音が加入してきた時、
先輩から譲り受けた

いくつかのソロパートを取られ、
「私はそこまで信頼されてないんだ」と
落ち込んだが、
信頼される歌い手になれるよう、
努力する方向に

すぐ気持ちは切り替わった。

ご両親からもそうだが、
Juiceに入ってからも、

先輩から「ああしろこうしろ」と
言われたことはほとんどない。
 

仕事(芸)は目で見て覚えて
(自分の中で消化してから)盗むもの。
こういうタイプは、長続きする。



3rdアルバム「terzo」、
「プラトニック・プラネット」(Ultimate Juice Ver.)
「すべては許せないけど」のパートだけ
アルバム用に再録している。
他パートの里愛の声は過去の音源のまま。