Juice=Juice、
久々の単独ホールコン。
そして、
植村あかりリーダー率いる
新生Juice=Juiceのツアー初日。
めちゃくちゃ
いいスタートを切った。
久々の単独、
Juiceだけの空間、
やっぱこれだなと思ったし、
あーりーが作り出す
自由な雰囲気の中、
年下組が
のびのびと躍動してた!
かつての
モーニング娘。'14のように
Juice=Juiceも
世代交代の節目に
さしかかろうとしている。
そんな時、
グループに必要なのは「勢い」。
その下地をあーりーを中心とした
お姉さん組が作り、
まなかんの卒業がさらに火を付けた。
そう、
サンフラワーの3人からしたら
アレコレ考える前に
腹を決めて目の前のことを思いっきり
「やるしかない」
シチュエーションなのである。
心配は無用、
この3人は肝が据わっている。
まだまだツアーの初日、
これからどんどん良くなる。
昨日よりも今日、
今日よりも明日。
そうやって
強くなってきたグループだから。
<セトリ>
01.Va-Va-Voom
02.プラトニック・プラネット
03.プラスティック・ラブ
MC
04.微炭酸
05.Future Smile
06.「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?
07.愛のダイビング
08.ポップミュージック
MC(お姉さん組→年下組)
09.雨の中の口笛(工藤、松永、有澤、入江、江端)※新曲
10.Mon Amour(植村、稲場、段原、井上)※新曲
11.ロマンスの途中
12.Fiesta! Fiesta!
13.GIRLS BE AMBITIOUS 2022
14.STAGE~アガってみな~ ※新曲
15.私が言う前に抱きしめなきゃね
16.Goal~明日はあっちだよ~
17.Magic of Love(J=J 2015 Ver.)
MC
18.Familia
●覚醒する工藤由愛
年下組、といっても
ゆめりあいの2人は、Juiceの中軸を担う。
落ち着きを払っている松永里愛、
キレキレの動きを見せる工藤由愛、
静と動で相変わらず
正反対の2人なのだが、
今日の由愛ちゃんは
今までみた中でも
躍動感がハンパなかった。
それも雑になるところがなく、
洗練されていて、
なおかつダイナミックな動き。
下半身で踊れる子が好きなのだが、
由愛ちゃんはその境地に近づいてる。
「Va-Va-Voom」のあの挑発ダンス。
「ひとそれ」の鋭敏な動き。
そして「プラスティックラブ」で見せる
大人の表情。
いつしかの全力少女は
華麗な変身を見せようとしている。
●ハトポッポでみな笑顔
久しぶりに、メンバーのみんなと
Juice=Juice Familyと全員で、
Juice曲の振り付けして楽しかったな。
「ポップミュージック」のハトポッポ、
みんな忘れず揃ってたし、
それを正面で見てたメンバーの顔も
めっちゃ笑顔だった。
このハトポッポでライブの雰囲気が
だいぶ柔らかくなった気がした。
メンバーとこうやって
顔を突き合わせていると
気持ちが通じ合い、
そこで共に作り出すライブ空間こそ
単独コンの醍醐味かなとも思う。
いつもの定番の
「ロマンスの途中」
「わた抱き」
も単独ツアーでやるからこそ
なんだか懐かしくって、
朋子のフリコピが
身に沁みついちゃってるから、
由愛ちゃんに合わせていると
「手を上げるタイミング違う」とか
新しい発見もあったりしてね。
●新アルバムからは3曲
「雨の中の口笛」は
年下組5人による
スウェーデンポップ風な可愛らしい曲。
サンフラワーは全力で初々しいが、
ゆめりあいには若干照れが見える。
これがキャリアの差か。
「Mon Amour」は
お姉さん組4人による
タンゴ風ダンスナンバー。
とくにれいれいが良かったんだけど、
それよりさらに
「STAGE~アガってみな~」の
れいれいボイパが
●まなかんの心境
最初のMCで、
改めてという形で
まなかんから卒業発表があった。
この声を出せない状況で、
Juice=Juice Familyからの
リアクションが伝わりづらいからこそ、
まなかんもドキドキしていたと
思うけど、
ホント、こんな緊張しているまなかん、
久々に見たというくらい
ライブ前半はずっとガチガチだった。
いつもプロフェッショナルだからこそ
余計に、
人間味剥き出しのまなかんを見て
ひとことでは言い表せないくらい
いろんな想いが詰まってるんだなあと
実感した。
ライブ終盤は、
心なしか瞳を潤ませているまなかんがいて、
そんなまなかんに、
里愛の方からスッと手を差し伸べて
2人で手を繋ぐシーンが幾度かあったのが
印象に残っている。
●ここだよ、りさちー!
「Fiesta! Fiesta!」
「ガルビー」から
一気にスパートした終盤戦は、
「MOL」で
大団円を迎えるわけだが、
ここでふと、
「ここだよ朋子」はどうするんだろ
という疑問が頭をもたげた。
そしたら、
「ここだよ、りさちー!」ときた。
これには泣いた。
それは、朋子のことを思い出して
泣いたというんではなくて、
「新しいJuice=Juiceは、これで行きます!」
というメンバー全員の力強い意志が
感じられたから。
朋子が作ってきた道に対し、
感傷に浸るのではなく、
それを受け継いだ上で、
新しい道を作っていくポジティブなパワーを
感じ取れたから。
そのときの里咲ちゃんの笑顔、
向日葵のように最高に輝いてた。
●最後にメンバーの感想
・植村あかり
あーりーの自由さと前向きなところが
今のJuiceには一番必要な要素。
それでいて、このツアーのポイントを
「まなかんラストをみんなで盛り上げる」
「体調管理をしっかりしてツアー完走を目指す」
の2点にまとめ、
若いメンバーにしっかり伝えている。
なんだか、
想像以上の良いリーダーっぷりに
震えが止まらん(笑
・稲場愛香
やっぱり、
卒業を自分の口から直接ファンに
伝えるって重たいよね。
でもこれで次のライブからは吹っ切れて
最後の武道館まで
「がんばりまなかん」できると思う。
まなかんの
「微炭酸」「プラプラ」「Future Smile」が
生で見られるのは、
もうあと1回くらいかな…
・段原瑠々
第一声聞いて
「めっちゃ気合入ってる!」と思った。
ライブの入りはとても大事、
それを経験上わかってる。
まなかん卒業に、
メンバーの中で一番、
心の中で泣いているのは瑠々。
でもそんな気持ちを封印して、
最高のパフォーマンスを
届けてくれている。
歌声のコンディションかなりいい。
・井上玲音
れいれいコーラスうまいよな。
ソロでは存在感示せるし、
コーラスでは周りとよくなじんでいる。
今のJuiceには欠かせない存在。
紗友希の
「ちゅるちゅるぷーにゅタピオカミルクティー」パート、
れいれいになってた。
よくあの高音出せるよね。
ガルビーでは「顔面国宝」担当に。
・工藤由愛
今日の由愛ちゃん最高でした。
年下組でMCやる時、
仕切りを任せられ
嬉しそうにしている由愛ちゃん。
「ぽぷみゅー」で、
ハトになりきる由愛ちゃん。
「ガルビー」で先に里咲ちゃんに
「ひっぱりダコ」を取られ、
「え?」という反応からの
「タコの足っていうけどあれは足じゃなくて腕」って
豆知識で対抗してくる由愛ちゃん。
その後のシャウトが、
ロックでカッコ良かったぞ。
・松永里愛
「ガルビー」だと
「クールビューティ―」担当のやふぞう。
やふぞうのソロパートが巡ってくると、
ボスキャラ感ハンパないのよ。
しかも、前の人で少々ズレてた
ピッチとリズムを
やふぞうのところで修正してくれるから、
ホント頼れる子。
いなくなった先輩達の
いいところを研究して、
自身に取り入れようとしている。
派手な革新派に見えて、
実は伝統を守る保守派のやふぞう好き。
・有澤一華
カチューシャとても似合ってた。
髪飾りが可愛く似合う子だと思う。
サンフラワーの中では
一番いいところのソロパートもらっている。
歌の素養を認められている証拠。
あと、ダンスも意外といいんだよ。
ターンも上手い。
(バイオリン弾きながらターンするのすごい)。
たまに「あれ、笑かしに来てる?」と思うような
妙な振り付けするときあるけど、
それもいちかしクオリティ。
・入江里咲
「ばばぶーん」のあの挑発っぷりは、
初めて見るりさちー。
意外とドSタイプだとみている(笑
徐々にパフォーマンスの
引き出しが増えて、
もっとソロシーンを観てみたい、
と思わせてくれる。
武道館まで
どれだけ成長するのか楽しみ。
・江端妃咲
この子もめっちゃ汗っかきだね。
衣装替えのために袖にハケて、
出てきたときに
変わらず汗だくだったのには笑った。
ガルビーでは「ハスキーボイス」担当。
やふぞうの舎弟だが、
やふぞうよりも実は
えばっきの方がヤンキー感あるから、
ガンガンそういう
ヤンチャなところ出してこう。