ハロプロでアイドルを目指した時から、
武道館は夢のステージである。
研修生でイチからスタートしたのも、
デビューしてから
挫折で苦しい思いをしたり、
悔し涙を流したのも、
すべてはこの日のため。
強く成長したつばきファクトリーが、
そこにはあった。
<セトリ>
OA1.ミステイク(ハロプロ研修生ユニット)
OA2.ニッポンノD・N・A!(BEYOOOOONDS)
開演前アナウンス:増田紗織(朝日放送テレビアナウンサー)
01.初恋サンライズ
02.ガラクタDIAMOND
03.低温火傷
04.ふわり、恋時計
MC
05.春恋歌★
06.意識高い乙女のジレンマ★
07.メドレー★
~青春まんまんなか!
~気高く咲き誇れ!
~独り占め
~Just Try!
~笑って
~就活センセーション
~I Need You~夜空の観覧車~
08.ハッピークラッカー
MC(新メンバー)
09.うるわしのカメリア(河西、八木、福田、豫風)
10.愛は今、愛を求めてる★
11.恋のUFOキャッチャー★
12.光のカーテン★
MC
13.約束・連絡・記念日
14.断捨ISM
15.表面張力~Surface Tension~
16.足りないもの埋めてゆく旅
アンコール
01.涙のヒロイン降板劇
MC
02.今夜だけ浮かれたかった
03.マサユメ
★:新メンバー以外
天賦の才能に恵まれた子は1人もいない。
エリート軍団とは程遠い。
つばきファクトリーが結成された頃は、
「おとなしい」とか、
「個性がない」などと
揶揄された。
アイドルとして、
器用だったかと問われれば、
むしろ、みんな不器用だったのかもしれない。
目の前の仕事(ルーティーン)に追われる日々の中で、
あの頃描いていた夢が
少しずつ、
ぼやけるようになっていった。
でも、毎日コツコツと積み重ねた努力が
確実に、彼女達の「中身」を強くしていった。
そしてようやく掴んだ夢のステージ。
今日、武道館に立ったメンバーの顔は
一様に自信に満ち溢れ、輝いていた。
自信が緊張に勝っていた。
その表情を見てるだけで、
泣きそうになった。
彼女達の地道な努力は、
無形の力となって
武道館というキャンパスの上に
思う存分描かれていった。
「日頃の努力はこういうときに出るもんなんだな」
と思った。
つばきファクトリーって、こんなに強かった?
でも、急に強くなったんじゃない、
1つ1つの苦難を
仲間と共に乗り越えてきた分、
強くなったのだ。
1人じゃここまで来れなかった、
小片リサも含め、
このメンバーだからこそ、
辿り着けた。
ソロパートを繋いでできた「光のカーテン」、
これまでのつばきの歩みを
一歩一歩噛みしめるかのような
それぞれの歌声に涙した。
新メンバー4人目線での武道館。
半年前まで、
自分が武道館に立つことになろうとは
夢にも思わなかったであろう4人。
半年前、
豫風瑠乃は、まだ研修生だった。
他の3人は、ハロプロにすら入っていなかった。
それが今、
武道館でガッツリ歌って踊っている。
ものすごい勢いでドリームが近づいてきたものだ。
この日、ステージ上から見た風景は、
想像していた以上に感動的だったろう、
4人の顔にそう書いてあった。
MCではガチ緊張。
それでもパフォーマンスになると、
すっかり「つばきの顔」になっている。
自己表現するにあたって、
先輩達とはまた違った先天的な自信を、
この子達は持っている。
そう、4人はつばきに“新しい強さ”をもたらした。
足りなかったピースが、
ここでピッタリ埋まったのだ。
新人にこれだけ堂々とされては、
先輩達も黙っているわけにはいかないだろう。
年齢関係なく、刺激し合える関係に。
初の単独武道館となった今回のセトリは、
新曲3曲に今年のアルバム曲と、
比較的最近の曲で勝負した。
特にアンコールに演じた3曲は、
それぞれ違ったタイプの
「カッコいいつばきファクトリー」であり、
勢いと(新しい一面への)意欲を感じさせ、
既に次の目標に向かって走り始めていることを
示唆するものだった。
つばきファクトリーは、まだまだこれからだ!
そんなメンバーの声が、
聞こえてくるかのようだ。
最後にメンバーの感想。
●山岸理子
「無事、この日が迎えられることに感謝します」
りこりこは、つばきという船が
暗礁に乗り上げようとするたび、
舵を握っては、軌道修正してきた。
普段はほわほわしてても、芯の強い頼れるリーダー!
今日のりこりこは、カッコ良いりこりこ。
バッキバキに踊るダンスもね。
●新沼希空
久々に本気のきそを見たような気がする。
中盤のMCも、きっと何度も練習したんだろうね、
とっておきの流暢なMC、きそなりの本気。
きその歌声は、
つばきにおける重要なアクセントの一つ。
武道館仕様の巻き巻きツインテールも似合ってたよ。
●谷本安美
やっぱあんみぃは
舞台が大きくなればなるほど、本領を発揮する。
あんみぃのスケールの大きさよ。
誰よりも武道館を楽しんでたし、
誰よりも客席を煽ってた。
あれだけ楽しい「ハッピークラッカー」を知っちゃったら、
もう後戻りはできないね。
●岸本ゆめの
きしもんがラメの入ったフレアパンツ履いたら、
完全に80年代のR&Bシンガー。
今日もきしもんのボーカルは、ただただ圧倒的だった。
ただ上手いだけじゃない、そこには魂がある。
困った時、ピンチの時こそ、
熱いハートでつばきを引っ張ってきたつばきのダイナモ。
今日の武道館でも、熱血きしもん全開。
●浅倉樹々
逞しくなった樹々ちゃんにもはや死角なし。
今まで味わった挫折と栄光、
全ての経験が樹々ちゃんを強くした。
高潔で凛として、武道館に鮮やかに咲き誇るつばきのエース。
過去最高にロックなパフォーマンスだった。
ポニテ+リボン+ロックンロール。
●小野瑞歩
大器覚醒!今夜のおみずは凄かった。
おみずの迫力ある歌声に痺れまくってた。
空回りさえしなければ、やればできるのよ、おみずは。
ライブが進むほど、パワフルさが増す底力。
そしてピュアな笑顔がひときわ輝いてみえた。
●小野田紗栞
こういう大舞台になると、客観的に物事を見れるさおりん。
9人時代のつばきの締めくくり
という意味合いを持って、
一瞬一瞬を大事にしているように感じた。
もちろん、かわいいさおりはいつも通り、
武道館での「泣きたいわ~」もマジで最高。
●秋山眞緒
「足りないもの埋めてゆく旅」で
顔をくしゃくしゃにしてたまおぴんを忘れない。
この曲、いい曲だよね。
つばき愛が強いまおぴん、
そんなまおぴんの優しさと強さが
パフォーマンスを通じて何度も心に刺さった。
●河西結心
ホントに歌が素晴らしい、
彼女のパートを心待ちにしている俺がいる。
今日のテーマが「楽しむ」だったそうだが、
ぴょんぴょん飛び跳ねて思いっきり楽しんでた。
●八木栞
「ふわり、恋時計」のような純和風なメロディの曲に、
やぎしゃんの声楽ベースな歌声が合う。
「自分を覚えてくれたらうれしい」
十分記憶に残るパフォーマンスだった。
●福田真琳
まりんちゃんの声は個性的なのですぐわかるね。
確固たる自分を持ってるのが良い、
声もしっかり出てた。
そしてこの日がちょうど17歳の誕生日!
MC中、ロイヤルブルーに染まる武道館。
●豫風瑠乃
トップバッターの自己紹介、緊張したね。
思わず「がんばるのー」を言い忘れてしまう豫風ちゃん。
でも、武道館の広さに負けない声量の持ち主。
赤リボン可愛かった。
つばきファクトリー、初の日本武道館公演観させて頂きました😌
— 浜浦彩乃(ayano hamaura) (@hamaura_0426) October 18, 2021
本当にみんな綺麗だったなぁ。
成長したメンバーを見て、最初から涙が溢れそうになるくらい感動しました。
細かくはInstagramの方に書こうと思います。
素敵な景色を見させてくれてありがとう。
みんなお疲れ様👏 pic.twitter.com/BsJv6sdsQe
ライバルだったからこそ、肌で感じるつばきの成長。
はまちゃん、ありがとう。