第100回全国高校ラグビー大会の決勝戦が、
明日9日14時05分にキックオフ、
連覇が懸かる東の横綱・桐蔭学園(神奈川)に
京都成章(京都)が挑む。
この両校、3年前の準々決勝で対決し、
後半、桐蔭学園自慢の連続攻撃が京都成章を圧倒し、
36-14で制した。
しかし、リベンジを誓う京都成章は
伝統のピラニアタックルに磨きをかけ、
19年春の全国選抜大会準決勝で再び激突。
ロスタイムに入るまで、京都成章がリードするも、
最後の最後に劇的トライを決めた桐蔭学園が
21-20で逆転勝ちしている。
王者を追い詰めた京都成章がついに悲願を成し遂げるのか、
パワーとスピードに勝る桐蔭学園が貫禄を見せつけるのか、
非常に楽しみな一戦だ。
その少女、エミリーちゃんのぬいぐるみを抱いて、
花園ラグビー場に降り立つべし――
NECグリーンロケッツの元キャプテン、
そしてヘッドコーチも務めた岡村要の姪っ子にあたる。
もしアイドルをやっていなかったら
「毎週、花園ラグビー場に行ってラグビーを見ていると思います」
そう語るほど、
みいみを取り巻く環境には、
当たり前のようにラグビーがあった。
実際、花園ラグビー場のスタンドでラグビーを見ているうちに、
みいみはラグビーの本質を自然と見抜くようになる。
不規則にバウンドする楕円球のボール。
ボールをめがけて一生懸命走っても、
自分のところにボールが転がり込んでくるかどうかはわからない。
それでもラガーマンは、
運命を信じ全力でボールを追う。
自分より身体の大きい選手が突進してきても、
怖れずに果敢にタックルに向かう勇気。
ONE FOR ALL, ALL FOR ONE
ひとりはみんなのために、
みんなはひとりのために、
フォア・ザ・チームに徹することの尊さ、
そしてその強さ。
ラグビーから学んだことを、
みいみはアイドル人生で発揮している。
清々しいまでの一途な気持ち、
自分、そして仲間を信じる「強さ」を、みいみから感じる。
自分を卑下したり、
他人をけなしたり、茶化したりするところを一切見たことがない。
その少女の心に、ラガーマンの魂はたしかに宿っている。