近年、1970年~80年代の日本のシティ・ポップが
海外で評価を得て人気だそうな。

ハロ系でシティ・ポップ「風」の曲といえば、
ここ最近だと、

BEYOOOOONDS「高輪ゲートウェイ駅ができる頃には」

@album「BEYOOOOONDS1st」だが、

アレンジが清水信之で、
こちらは、ユーミンの「中央フリーウェイ」オマージュという
ちょっと「古め」のシティ・ポップ。

また、PINK CRES.の

3rdミニアルバム「soleil」に収録されている
「 (Stray cat is) STARING AT ME」、
中島卓偉作詞、作曲なのだが、

これがなかなかシャレオツで

洗練されたシティ・ポップなのである。

 

 

中島卓偉は、生粋のロックンローラーでありながら、

北欧系ポップス(The CranberriesやThe Cardigans系統)にも造詣があり、
その流れで、Juice=Juiceに「愛・愛・傘」という楽曲を提供している。

彼がこうしたメロディアスなポップスも

守備範囲に入れていることで、
作風の幅を広げているのは間違いない。
「 (Stray cat is) STARING AT ME」は、

そんなバックボーンの元、生まれた曲である。

 

 

◆PINK CRES.  3rdミニアルバム「soleil」

【収録曲】
01. マイネームイズアイデンティティ (作詞:森村メラ、作曲:石井浩平)
02. トウキョウ・コンフュージョン (作詞:児玉雨子、rap:角田崇徳、作曲:星部ショウ・ケンカイヨシ)
03. ルーレット (作詞・作曲:NA.ZU.NA)
04. 宇宙の女は甘くない (作詞:児玉雨子、作曲:コモリタミノル)
05. (Stray cat is) STARING AT ME (作詞・作曲:中島卓偉)
06. OH・SHA・RE (作詞:小久保祐希、作曲:Kohei Yokono、小久保祐希)
07. エゴイスティック (作詞:西野蒟蒻、作曲:家原正樹)
08. Me, Myself and I (作詞:Yoko Hiji、作曲:Ryuichiro Yamaki)

 

 

P.S.

今日の一曲。シティ・ポップの最高峰。

大貫妙子「都会」@album「SUNSHOWER」(1977年)

アレンジして、 Fender Rhodesを弾く坂本龍一も、

ドラムスのクリストファー・パーカーも、ベースの細野晴臣も、

バックコーラスの山下達郎も、全員20代。