はーちゃんは、ビックリしました。

だって、わざわざ和田さんが

札幌まできてくれて、
はーちゃんをアンジュルムに連れて帰るって言うから。

そこにはもう1人、

くちびるおばけみたいな子がいたけど、
はーちゃんは知らない人でした。

はーちゃんが東京に行くのを知って、
かなみちゃんがずっと泣いていたの。
寂しくなるけど、

いつでも帰ってこれるから、
と、はーちゃんは思いました。

東京で1人暮らしをするようになって、
お化粧して、いい服着て、

写真撮ったり、ステージに立ったり、
ずいぶんオトナになったな、
なんだか毎日がフワフワしてる感じです。

休みの日、外を歩いていると、

なんだか急にホームシックになって、
1人でいることが寂しくなることもあります。

 

夜はスマホ版のマリオカートとか

ずっとゲームにハマってて、
ファンの人達と

LINEで話したりすることも楽しくって、
あっという間に朝になっちゃう。
また遅刻して、川村さんに怒られちゃいました。

大好きな和田さん、

そして勝田さん、中西さんが次々続々と卒業して、
なんだか、楽屋の雰囲気も変わってきたみたい。

この先、アンジュルムで、

はーちゃんはやっていけるのかな…

ZZZ…


「はーちゃん、いつまで寝てるの!」
遠くから、かなみちゃんの声が聞こえてきました。

「そうか!」
はーちゃんは、ずっと夢を見ていたことに気付きました。

明日、みつばち先生が札幌まで

出張レッスンに来るみたいです。
また、怒られないように

「ハンコウキ!」のダンスと歌詞、

忘れないようにしないと。

それにしても、あのくちびるおばけみたいな子、
どこかで見たことがあるんだけど、誰だっけ?
と、はーちゃんは思いました。

 

 

グリーンハートグリーンハートグリーンハートグリーンハートグリーンハートグリーンハートグリーンハートグリーンハートグリーンハートグリーンハート


 だって眠いしダルいしハンコウキ?
 きっと誰も分かりゃしないわ
 その心配も同情も的が外れてんの
 未来は私のものよ

 止めないでねハンコウキ

 まだ言えない夢あるから

 いつか絶対に絶対に叶えるよ

 だから今はそっと

 「本当にゴメンね ずっとありがとう」

 

よしっ、覚えたぞ!