かなみん、ベストパフォーマンス賞おめでとう!
1人北研に残された最後の「本格派」が、
先にデビューした3人(太田遥香、工藤由愛、山﨑愛生)も
成し遂げられなかったBP賞を
ついに射止めました!
今まで2度、受賞歴のある彼女が
どうしたらデビューできるのか
悩み、もがいて、
努力し続けた経緯が見えるだけに、
彼女の涙に、
自然と目頭が熱くなりました。
昨年は終始、
表情が硬かったかなみんだけど、
ちょうどいい具合に肩の力が抜け、
歌とダンスのトータルバランスも良く、
「魅せる」パフォーマンスができていたと思います。
ハッキリ言って、1人だけ格が違いました。
間違いなくプロのパフォーマンスでした。
◆ベストパフォーマンス賞:石栗奏美(1013票)
◆ダンス賞:為永幸音
◆歌唱賞:窪田七海
◆キャラクター賞(まこと賞):小野田華凜
◆鈴木愛理賞:中山夏月姫
◆宮崎由加賞:北原もも
◆勝田里奈賞:松原ユリヤ
配信を見ていたヲタが4000人超いたということで、
その1/4(25%)の票が、
かなみんに集まったわけです。
2017年の段原瑠々以来の
圧勝劇といっていいでしょうね。
●研ユニでデビューしたい!
そんなかなみんが、
BP賞受賞後のコメントで真っ先に、
研修生ユニットのメンバーへの感謝を口にしていました。
研ユニのメンバーと一緒にやってこれたからこそ、
自分も変わることができたんだと。
確かにこの日、
かなみんだけなく、窪田七海、斉藤円香の2人も
昨年までの課題を共に乗り越え、
自分の殻を破ったパフォーマンスを
やってのけたように自分には見えました。
米村姫良々は、今年も賞を取ることができませんでした。
だけども、かなみんの感謝の言葉には、
「わたしは米村さん、そして窪田、斉藤さんの4人でデビューしたい!」
という強い想いが込められているように感じました。
キララがいなければ、研ユニがなければ、
今日のこの結果になってなかったと、俺も思います。
だから、キララには「辞めるな」と伝えたい。
かけがえのない仲間を得ることは、
賞を取るより尊いことだからです。
●自分は橋田歩果ちゃんに投票しました
俺が投票したのは、ほっちゃんでした。
理由は簡単です。
自分の特徴をよく知り、
自分らしさを最も表現できていたから。
これがなかなかできることではないんです。
愛理が言っていた通り、
自分のやりたいことと、
自分に似合うこと(求められてること)は
一致しないことの方が多いですから。
カントリーヲタだった俺が、
山木梨沙、森戸知沙希、小関舞、梁川奈々美、船木結がいない
カントリーなど認めないと思っていた俺が、
「この子のためなら、カントリー復活させてもいいかな」と
一瞬思ったくらいですから。
●各個人の評価
・中山夏月姫「涙の色」
夏月姫の「涙の色」、良かったです。
彼女の覚悟が伝わってきて、
こちらまで緊張してきて、
もうこの時点で泣きそうでした(笑
とくに、歌唱面での進化が顕著に表れてましたね。
(中山、豫風、小野田の3人でやった「地団駄ダンス」も地味に良かった)
「夏月姫らしい何か」が感じられれば、
投票していたと思います。
具体的に言うと、ダンスの美しさ、
ってことになるでしょうか。
・豫風瑠乃「生まれたてのBaby Love」
いやー、堂々としてますねー。
歌に自信があることは十分に伝わってきました。
アウトロからイントロに持ってきたフェイクも加点十分。
リズム感については、
これから磨いていくべき課題かなと。
あと、振りが小さくなってしまったのは残念ですね。
・橋田歩果「One Summer Night~真夏の決心~」
醸し出す雰囲気と衣装が、
カントリーの世界観に合ってました。
Aメロのリズムを取るところが実は難しいのですが、
得意の早口言葉を生かして、
しっかり遅れずにリズムが取れていたし、
Bメロでリズムチェンジするところにも
対応できていました。
それがこの曲を選んだ理由の一つなんですよ、
みつばち先生!(笑
ブラジル人のミラクルビラ配り、好っきやなー。
・植村葉純「Missラブ探偵」
はっすー、悔しいよなー!
その悔しい気持ち、痛いほど刺さりました。
以前ブログでも触れたように、
この曲、1人で歌うには
息継ぎめっちゃキツイんですよ。
緊張感で息がもたなくて、
最後、スタミナ切れをおこしてしまったのは
しょうがないことです。
でも涙はグッとこらえた!
この悔しさが、
彼女を大きく成長させると思いますよ。
・米村姫良々「奇跡の香りダンス」
前の4人に比べて、ダンスが大きく、
ステージを広く使えていたところは
さすがだなと思いました。
ただダンスに気が取られた?分、
ちょっと歌にパワーがなかったかなと。
いつも平均点(アベレージ)は高いけれど、
そこから突き抜けるパワーには
欠けてしまう傾向にあります。
・北原もも「都会っ子 純情(2012神聖なるver)」
セリフ、表情の作り方が実にプロ向き。
上野まり子先生によるとアスリート気質らしいですが、
そんな妥協を許さない研究熱心な一面が
窺えるパフォーマンスでした。
30期で、賞(宮崎由加賞)を取ったのはもももだけ。
得意のダンスで、もう少しインパクトを残せれば
来年はもっと上を目指せるでしょう。
・村越彩菜「旅立ちの春が来た」
選曲と彼女の笑顔、
声がジャストフィットしてましたね。
ピッチも安定しており、
想像以上に良かったです。
このあたりから、回線混雑の影響か、
ちょっとずつ画面がカクカクし出します(苦笑
・西崎美空「スッペシャルジェネレ~ション」
入りの「あーい」がまず可愛い。
スラっと長身でスタイルが良く、
それでいてダンスは軸がブレないので
ステージ映えする子ですね。
声が特徴的で、その個性を生かせるようになれば、
グループの中で独自のスタンスを
確保できるようになるでしょう。
・小野田華凜「ひとそれ」
だかりんちゃんの歌は、やっぱり「筋がいい」ですよね。
なので、これくらいは出来るとは思ってました。
ただこの曲、音域が広く、
Aメロの低音部はしっかり声が出ていても、
サビの高音部で苦戦していましたね。
まだまだ若く、今のこの時期は、
課題がわかることが大切なのです。
・窪田七海「私の魅力に気付かない鈍感な人」
これは良かったっす。
初めて窪田七海のパフォーマンスを見て、
しっくり来ました。
身体も顔付きもシュッとなって垢抜けた分、
「窪田カワイイな」と
その魅力に気付いた研ヲタ達は
たくさんいたことでしょう。
殻を破って、新生アイドル窪田七海の誕生です。
・平山遊季「Come with me」
平山ちゃんも自分の特徴、
ストロングポイントをよく分かってます。
大人っぽさ、力強さの両面が
ちゃんと表現されていました。
まだ声が音に乗っていない印象があるので、
声の立ち上がりも含め、発声は課題でしょうね。
・斉藤円香「今夜だけ浮かれたかった」
まさかのみつばち先生からの公開説教。
いつも彼女がやっているミステイクが
この本番で出てしまったということらしいけど、
いずれにせよ、今後プロとして活躍する上では
克服していって欲しいもの。
デビュー目前だからこその愛のムチと受け取りました。
昨年と比べて格段にステージ慣れしてきており、
パフォーマンスしている時の表情も
豊かになってきて、見違えるほどです。
・江端妃咲「21時までのシンデレラ」
ここでついに本格的な回線トラブルに
見舞われます。
気が付けば、えばっちゃんが
審査員にいじめられて泣いている?!
回線トラブルに対応するため、
しばらく時間を空けてからの、
再びのパフォーマンス。
ここでしっかりと気持ちを切り替え、
笑顔全開で歌い踊る姿が
研ヲタのハートをギュッと掴んだと思いますね。
・為永幸音「抱いてよ!PLEASE GO ON」
リズム感がよく、とてもキレがありました。
過去の実力診断テストの中でも
最も力を出し切れたことでしょう。
ピンピールでのダンスは、
身体ができあがっていないとケガのリスクがあり、
みつばち先生はハラハラしながら
見ていたと思いますが、
そのチャレンジも結果的に功を奏したと思います。
・松原ユリヤ「赤いイヤホン」
ロボットユリヤに
少しずつ感情が宿り始めてきている?!
歌詞の意味を理解して唄うことは、
歌い手の基本です。
来年あたりはいよいよ
本格化するかもしれませんね。
・山田苺「SHALL WE LOVE?」
いちたんの歌唱力がアップし、
歌に関してはほぼ文句なしです。
タイトスカートで踊りづらかったかもしれませんが、
ダンスに関しては下半身が安定すれば、
もっと見栄えが違っていたのになあと思います。
ただ一言、惜しい!
でももうそういう段階まで来ているということですよ。
・石栗奏美「リゾナントブルー」
勝負服の赤いドレスが似合うかなみん。
研ユニでの経験を生かし、
トータルコーディネート力が上がったと思います。
どうしたら綺麗に魅せることができるのか、
元来持つスケールの大きさは損なわずに、
ディテールへのこだわりに変化が見えました。
途中で、オリジナルとは違う独自のダンスに変えたのも、
歌とのバランスを考慮してのものと見受けました。
・広本瑠璃「タチアガール」
躍動感があって、
心が弾むようなパフォーマンスでした。
側転などのアクロバティックな動きも
取り入れ、持ち味をフルに発揮。
みつばち先生に「どうしてこの曲選んだ?」と聞かれ、
「自分もこの曲で元気をもらったので、
観ている人が元気になるようなパフォーマンスをしたかったから」
と堂々と答えた広本ちゃん。
彼女が精鋭軍団アクターズスクール広島を抜けてまで、
ハロプロでやりたいことが見えました。
最後に、
いつもは当たり障りないことを言う
まことの辛口コメントには驚きました。
この特殊状況下の中においては、
厳しすぎないかとも思いましたが、
まことは「研修生の父」としていつも
間近で研修生を観察しているので、
彼が今日感じたことには
何かしらの真実があったんだと思いますね。
今の研修生達は、まだまだこんなもんじゃないはず、
ってことなのかな。