「トマトの会社から、野菜の会社へ――」

これが、カゴメの長期ビジョン。
生鮮農業事業に力を入れ、野菜摂取を促進し、

健康な日々を送れるような生活スタイルを、

飲食品でサポートするコンセプトを打ち出している。

となれば、ここは「野菜ソムリエ」高瀬くるみの出番である。

昨年末、電車好きのいっちゃん(一岡伶奈)が

東急大井町線全線開通90周年のアンバサダーの仕事をゲットしたように、
もうひとりのリーダー格・くるみんにも、一部上場企業とのタイアップが舞い込んできた。
もしこれが、事務所の営業活動の賜物

(高瀬のために仕事もってこようと裏で動いていた!?)としたら、本当に素晴らしい。
カゴメとは、モーニング娘。'14時代にタイアップした実績がある。


さて、公開されたMVを観たが、
カゴメの新商品飲料「ONEDAY ENERGY BANANA」の宣材というより、

「眼鏡の男の子」のスピンオフ作品群の1つとして、

「BEYOOOOONDS寄り」に作られている。
(BEYOOOOONDSのライブの中でやっても違和感はない)

 

演出は、BEYOOOOONDSの作品を一手に担う野沢トオル。
そういう意味では、寸劇スタイルの一貫性は、今作にも投影されている。

 

「眼鏡の男の子」登場人物の朝の様子(さやりん(江口紗耶)の寝起きシーンや、
学校でのゆは(山崎夢羽)の居眠りシーンなど)を描き、
ビタミンをチャージして朝から元気になろうというストーリーだ。

 


MV全体を通じて、印象に残ったのは、ゆはの芸達者ぶり。
「でも先生、私達はビヨーンズです」からの
「ビタミーーーーーンズなのに、この期に及んで、よくビヨーンズって言えたね」の
セルフツッコミの言い方、表情の切り替わりが面白い。
全員で歌うシーンでも、センターポジで存在感は抜群だ。

 


さやりん、ほのぴ(小林萌花)も物語に溶け込んで、ごく自然な振る舞いが好印象。
この2人も、芸達者だなと思う。

演出家の立場からしたら、演者として使いたくなる存在。
ハロヲタ以外の人も見るであろうこうしたMVで、印象に残れるのは強い。

↑ここのいっちゃん、カワイイ!


昨今のご時世でなければ、

高瀬がもっと表に出てPR活動に力を入れることもできただろう。
今回のプロジェクトで、高瀬のキャラクターはもっと活かせると思うので、

MVに続く配信企画に期待したい。

 


ところで、りかちゃん痩せた?