4月下旬の再開を目指していたJリーグが再開日程を「白紙」に戻し、
5月末以降に再設定する動きが明らかになり、
プロ野球も同様に公式戦再開を延期を発表していることから、
アイドル業界も、5月GWのイベント開催が難しくなってきた。
世界規模で感染者が増え始めてから、国内の警戒レベルも一段階上がっており、
収束する時期が全く見えなくなってしまった印象だ。

※楽しみにしていた実力診断テストが延期になりそうなのはしょうがないにしても、

6月頭に会場をすでに押さえてしまっている宮本佳林、船木結の卒業まで

タイムリミットが迫っているのが心配。

今は爆発的な感染拡大を防止するため、最大限の努力をするしかないが、
経済への影響とともに、今のこの状況がいつまで続くのか、
我慢比べの様相を呈しており、いかに心身ともに健全な状態を保てるか、
個人として意識して取り組んでいきたいところではある。

 

ところで、4月1日に発売されたJuice=Juiceの13thシングル「ポップミュージック/
好きって言ってよ」が、4月2日付のオリコンデイリーチャートで1位を獲得した。
売上枚数は約3万枚。
前作の「「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?/25歳永遠説」が、

初日売上枚数が約5万枚だったことを考えると、やや売上は落ちているものの、
リリースイベントを打てないこの状況下においては、善戦の部類だと思う。

「ひとそれ」は、最終的にゴールドディスク(10万枚)を獲得するスマッシュヒットとなったが、

今回のシングルの最終的な推定売上枚数は約5万超あたりに落ち着くと思われ、

結局は「ひとそれ」の半分の売上に留まりそうだ。

 

 

「ポップミュージック」は楽しい曲で評判も概ね良く(「好きって言ってよ」も悪くない)、

連日のインターネットサイン会を行うなど、可能な限りの手は打ったからこそ、

残せた数字でもある。

握手に頼らずとも、ビジネスとして成立することを証明した数字と言えるのではないか。

 

 

 

ハロプロよりも深刻なのは、AKBの方だ。
シングル売上の多くは握手会に依存しており、NGT不祥事で総選挙自体が

開催されないこと、

AKB運営会社の元社長が22億円の申告漏れで訴えられたこと、
秋元康が新型コロナウイルスで15億円の株評価損になるなど、
二重三重のショックに見舞われている。

 

アイドル業界最大手に斜陽が射してきた今、アイドルグループビジネスの在り方について、

考えを改めなければいけない時期にきているのかもしれない。