「プロレスLOVE」言うてたレスラーの名前、忘れてもうてな。
それ、完全に武藤敬司やないかい。
「オラ!エー!」「ガッデーム!」とか言うヤツな。
それ武藤やない、蝶野正洋や。
Juiceの新曲の振り付けで、口からパァーッって両手広げるやつ、あれなんかようやるわ。
それは武藤やないかい!プロレスLOVEのパクリや!
「何が驚いたかって、このファン層、オヤジだらけ」言うてな。
武藤ちゃうわ!蝶野や!「ブラックバタフライ」リリイベの時の名セリフや!

 


◆Juice=Juice「ポップミュージック」(作詞、作曲:KAN、編曲:炭竃智弘)


70年代ディスコサウンド(ヴァン・マッコイ)に、西城秀樹YMCA、
聖子ちゃんカットに、ラジカセ持った竹の子族。

まあ、ファンもオヤジだらけなら、プロデュースする側(事務所)もオヤジだらけ
だから、こういう趣味になりますわな。

原曲(KAN)からかなり好きで、結構期待していた曲です。
いまのところ、ちょっとアレンジが残念かなという感想。
MVは懐古趣味でダサくても、

音楽はファンキーでノリノリな感じがもうちょっと欲しかったかなというところ。
(肝心の「Pop Pop Pop Pop Music」部分のコーラスが薄っぺらい)

それでも、こっからがJuice=Juiceのウデのみせどころ。
コミカルなニュアンスを残しつつ、

グルーヴ感たっぷりにアッパーな横ノリで楽しませてくれると思います。
「陽気なメロディがなんか切なくて」という歌詞にもある通り、
楽しい曲なのに、なぜかちょっと感傷的な気持ちにもなるのがこの曲のミソ。
宮本佳林の卒業がオーバーラップするところも含めて。


●コメディエンヌ工藤由愛の3変化

あのやふぞうも影が薄くなるくらい、

MVは工藤由愛が印象全部持っていっちゃいましたね。

①ハト
豆鉄砲喰らったようなこの顔なに(笑
どこかトボけた味が絶妙にマッチしている。
まなかん(稲場愛香)ややふぞう(松永里愛)は、この着ぐるみが恥ずかしいのか、
まだちょっと照れが残っているのに対し、由愛ちゃんは見事にハトになり切っている。
ここまでハトになり切れるのは、アイドル界広しと言えど、由愛ちゃんしかいない。

 

やふぞうに励まされるタコ。

ちょっと笑ろてもうてるやん。

 

②ディスコクイーン(母の若い頃)
ワンレンボディコンはいても、こんなバッハのような大袈裟なソバージュして、
こんな垢抜けない顔したジュリアナ姉ちゃんなんていねーよ、と思いながら、
なぜかこの曲の世界観にハマっている。
で、タコのカキ氷を喰らい、ちゃんと「工藤由愛」としての“主張”も行い、
爪痕を残している。
このインパクトある独特なキャラクターを生み出した由愛ちゃんの勝利なのである。


③まなかんとの絡み
北海道師弟コンビのまなかんと軽く小ネタ挟み。
まなかんの腕を削り、まなかんから飾られるときの表情の豊かなこと。
無意識的にコメディエンヌとしての才能を発揮している。

 

 

さすが、昭和アイドル研究家の佳林ちゃん、見事な再現率です。


タピオカミルクティー、あーりー(植村あかり)の歌い回し◎。

 

J=Jのポーズはこうやります。

 

ぷにゅぷにゅほっぺ。

 

タピオカ飲む唇のドアップは朋子でした。

 

るーちゃんのグルーヴ感に新境地。

 

このMVの主役タコちゃん。