さすがあゆみん、
バースデーイベントのテンプレを破ってきましたよ。
ZeppDiverCityを1人で埋めるのも大変ですが、
しっかり2階まで埋まってましたね。当日券もナシ。
開演前、場内には愛内里菜とかZARDとか、やけにハロプロっぽくないBGMが
流れるなあと思ってましたが、小松未歩の「謎」がかかったところで
ようやく謎がとけました。
ああ、コナンね。
そういえば、あゆみんはコナン好きでした。
【イベント内容】 ※司会:上々軍団
・オープニングアクト
「悪友」「生誕」:上々軍団
・おめでとうVTR(竹内朱莉)
・なぞときします
・ひとり芝居劇「いいことある記念の瞬間」(約50分)
<劇中歌>
01.いいことある記念の瞬間(モーニング娘。)
02.もっとずっと一緒に居たかった(Berryz工房)
03.やめてよ!シンドバッド(モーニング娘。)
04.君さえ居れば何も要らない(モーニング娘。)
05.いいことある記念の瞬間(モーニング娘。)
06.Distance(鈴木愛理)
●長尺ひとり芝居であゆみんが言いたかったこと
バースデーイベントといえば、上々軍団とのちょっとしたコーナーでお茶を濁して
ライブコーナーでヲタクのご機嫌を伺って終わるというのが
いつものパターンですが、
そのテンプレをあゆみんはブチ破ってきましたね。
☞ ライブコーナーなし
☞ 客はずっと座りっぱなし(スタンディングなし)
ライブコーナーの代わりに、
あゆみんがやった(やりたかった)のは「ひとり芝居」でした。
コンセプトはあゆみん自身が考え、脚本は演出家に頼んで劇を作成。
あゆみんが一人で「ほしだまゆみ」という歌手と、「死神」の2役を演じる。
「ほしだまゆみ」は、仙台から上京した路上ミュージシャンの23歳の女の子。
歌手としてなかなか手応えを得られず、彼氏にも見捨てられ、
自分に自信が持てない日々を過ごしている。
ある日の路上ライブ中、ほしだまゆみは死神の手によって、生死の境をさまよう。
それは、死神が勘違いして、本来死の世界に誘うべき108歳のおばあちゃん
「ほしだまゆみ」と、23歳の女の子「ほしだまゆみ」を間違って認識してしまったことが
原因だった。
(そんな同姓同名ある?)
ミスを犯してしまった死神は、自分の存在が消されることを覚悟の上で、
なんとかほしだまゆみを彼女が望む形で生き返らせようとする。
しかし、自分に自信を失っているほしだまゆみは、何を自分が望んでいるのか
わからないまま、タイムリミットの朝を迎える――。
1時間弱の長尺ひとり芝居。
通し稽古は3回だけだったようですが、あゆみんはセリフもほぼノーミスで
やり切りました。これは本当にすごかった。
基本、シリアスな劇でしたが、ちょくちょく、あゆみんの演じる彼女が
やけに所帯じみてたり(彼氏のために、冷蔵庫のあまりもので晩ご飯作ろうと
するが、あまりものすらなく、スーパーに材料買いに行ったり)、
死神の閻魔様への報告が営業マン風ビジネストークだったりと、
多少の「だーいし感」のエッセンスも混ぜ込みながら、話は進んでいきます。
また、劇中ポイントとなる箇所で曲が流れ、あゆみんが歌って踊るという
ミュージカル的な演出も見られました。
客はそれをずっと座って聴いていて、さながら「あゆみんランドール」。
↑この食欲を削ぐ青いケーキ好き。
あゆみんは、セリフを言う「力」がありますね。
正直、ZeppDiverCityという、演劇にまったく不向きな広い会場で、
最後まで観客の集中力が切れなかったのは、あゆみんが言うセリフに
客を惹きつける力があったからですよ。
やっぱり、あゆみんは演劇が好きなんですね。
「私は演劇がやりたい!」という気持ちが、ひしひしと伝わってきました。
劇の結末、ほしだまゆみは、自分のやりたいことを貫き、
歌手として前向きに生きることを選択します。
それは、バースデーイベントで自分のやりたいことを貫いたあゆみん自身の姿でもあり、
そんな姿勢を、自分のファンと共有したかったのではないでしょうか。
娘。は昨年、演劇なしの一年に終わった(つばきに「遥かなる時空の中で」を取られた?!)
ので、もしかしたらあゆみんの中にも欲求不満がたまっていたことも
あったのでしょうね。
事務所は今年こそ、娘。に演劇やらせないと、あゆみんがヘソ曲げますよ(笑
ちなみに、覚醒したほしだまゆみが最後にバキバキに歌い踊るのは鈴木愛理の
「Distance」。
いくら何でも路上から急に垢抜けすぎだろ、と思いましたが、
あゆみんは昔から鈴木愛理リスペクトなんですね、だからこれをどうしてもやりたかったと。
この瞬間だけは「あゆみんランドール」から「あいりまにあ」になってました。
イベントの終わりに
「こういうのをやると、そろそろ卒業が近いと思う方がいるかもしれないけど、
まだいるよ!」と力強く卒業しない宣言をし、
ヲタから喝采を浴びていたあゆみん。
娘。は昨年、実に10年ぶりに卒業者なしという奇跡的な一年を過ごしたので、
今年こそ卒業者が出ると、娘。ヲタは気が気じゃないわけですが、
そんなあゆみんの一言に、安堵して涙するヲタも多数いました。
あゆみんには、まだまだ頑張ってもらわないとね!
つばきでは、りさまる(小片リサ)ときそ(新沼希空)の2人が、だーいしリスペクトなんだけど、
ブログでの「あゆみんへの想いの熱量」では、きそに軍配が上がりましたので、
ぜひ、お読みください。