カントリー・ガールズほど、アイドルの存在価値を感じさせてくれるグループは他にない。

カントリーに関わる人を幸せにする、
すべては、ただそのために。

アンコール、「卒業式」にドレス姿であらわれた4人は、あまりに眩しすぎた。
あの光景は、一生忘れることはないだろう。

 

<セトリ>

01.愛おしくってごめんね
02.わかっているのにごめんね
03.書いては消しての“I Love You”
MC
04.ピーナッツバタージェリーラブ
05.シャイニング 愛しき貴方
06.BYE BYE 最後の夜
07.夏色のパレット
08.恋がステキな季節
VTR(メンバーが語るSEXY論)
09.色っぽい女~SEXY BABY~
10.ブギウギLOVE
11.Good Boy Bad Girl
MC
12.待てないアフターファイブ
13.先輩~LOVE AGAIN~
14.傘をさす先輩
15.恋はマグネット
MC
16.恋泥棒
17.妄想リハーサル
18.リズムが呼んでいるぞ!
19.浮気なハニーパイ
20.ずっとずっと
アンコール
01.気ままな片思い
02.アイドル卒業注意事項(ファンへのラストメッセージ編)
MC(メンバー挨拶)
03.VIVA!!薔薇色の人生
ダブルアンコール~挨拶


「ごめんね」シリーズに始まり「薔薇色の人生」で終わる。
これぞカントリーという楽曲の数々、そして、
各々メンバーが好きな曲、最後にこれを歌いたいという曲が詰まったライブだった。

常に可愛く、
時にカッコ良く、
時にセクシーに。

たった4人でこれだけのステージングをするのには実力が要る。

 

このラストライブの舞台となったのは、渋谷公会堂(LINE CUBE SHIBUYA)。

かつては、ドリフターズの国民的人気番組「8時だよ全員集合」が公開収録された場所だ。
自分はずっと、
「カントリー・ガールズは、平成のドリフターズになれる!」と思っていた。
歌って、踊って、笑いも取れる、究極のエンターテイメント。
この日も、ふなっきの「ちょいちょい、まてまてまてまて~」
がコントの始まる合図に聞こえたものだ。

しかし時代はもうすでに令和なのである。

花の命は短いように、
アイドルでいられる時間にも、限りがある。

 



カントリー・ガールズのライブがいつも多幸感で溢れていたのはなぜか。

それはパフォーマンスを通じて、メンバーの深い絆が伝わってくるからだ。
言葉を交わさなくてもアイコンタクトでわかり合える。

お嬢様の家から飛び出して、両親の反対を押し切ってアイドルになった山木梨沙。
栃木で純朴に育った少女が鞘師里保に憧れ、やがて全国区にスカウトされた森戸知沙希。
プロ野球選手の父から薫陶を受け、愚直に自分の信じた道を突き進んできた小関舞。
コテコテの大阪生まれ、人を笑わすために生まれてきた泣き笑いのカリスマ、船木結。

普通なら全く交わることのないであろうバラバラな経歴、性格の4人が、
見えない糸に導かれて、
カントリー・ガールズという「家族」になった。

家族とは、常に一緒にいるから、家族なのではない。
離合集散を繰り返すから、家族なのである。

人生が、出会いと別れの繰り返しであるように、
家族であったとしても、いずれは袂を分かち、離別する。
そしていつかまたどこかで、再会する。
もしかしたら、すでに前世から出会っていたのかもしれない。
再会と別れを繰り返すたびに、絆は強くなっていく。

ラストライブを迎えた4人に、
梁川奈々美、稲場愛香、島村嬉唄、そして嗣永桃子。
この4人を加えた8人が、カントリー・ガールズという「家族」なのである。

この8人に、心から感謝します。

 


これで、アイドルらしいアイドルグループはなくなりましたね。

個人的には、しばらくカントリーロスが続くでしょうね。
正直、いろんな感情が湧き過ぎて、考えもまとまらず、このブログを書くのも苦労しました。

最後に4人の感想を。

山木嬢。
最初は自分がこんな可愛い曲をやるのかと戸惑ったと言ってましたが、
今日の梨沙ちゃんは本当に可愛かったです。そして歌も素晴らしかった。
秀逸なツッコミで何度も笑わせてもらいました。
明日から普通のさゆヲタに戻る梨沙ちゃん、サユミンランドールで見かけても
ちゃんと見ないフリをしておきます(笑

ちぃちゃん。
やっぱりポニーテールのもりとちは最強です。
1曲目から一番泣きそうだったのはちぃちゃんだったけど、結局は
結に先を越され、舞ちゃん、梨沙ちゃんにも先に泣かれ、
気が付けば涙が引っ込んでたというのが、いかにも、ちぃちゃんらしい。
さりげなく優しくて、さりげなくしっかり者のちぃちゃんをこれからも応援します。

舞ちゃん。
今夜はずっと舞ちゃんの表情に魅了されていました。
いろいろな感情を抱えながらも、今大切なこの瞬間を瑞々しく生きたい、
そんな強い気持ちが今日のパフォーマンスや表情にあらわれていたのだと思います。
名曲「傘をさす先輩」はいつまでも小関舞のもの。
カントリー8人の中で、最も人として成長したのは舞ちゃん。間違いありません。

ふなっき。
実質、今日が結ちゃんにとっての「卒業式」でしたね。
カントリーへの熱い想い、改めて伝わりました。
それと同時に、結がいたからこそ、最後カントリーがこのような美しい形で
終幕を迎えることができたんだと思ってます。
自分にとっては、船木結こそ、最高のエンターテイナーです!