約2年前、なんでハロプロを題材としたブログを始めたかというと、
そのキッカケの一つとして、
Juice=Juiceというグループを、できるだけ多くの人に知ってもらいたい
という気持ちがあったから。

ハローが20年かけて辿り着いた「最高傑作」、
このグループ、そしてこの音楽が評価されないなんてあり得ないというこの想いを
拙い筆ながらも綴り続けてきた自負はある。

 


そのためにも、武道館以上のキャパを誇る国立代々木競技第一体育館での
今回のコンサートは、なんとしても成功して欲しいと思っていた。

やっぱり、都内屈指のアリーナ規模のコンサート会場である代々木第一体育館で
コンサートを行えるグループはそうそういないわけで、
ここでコンサートができるというのは、音楽業界の中でも一つのステータスとして
認識されるし、世間一般への知名度アップに繋がるから。

 

↑1階南スタンドDブロック15列目から見える景色はこんなもんですよ。

 


そして今日、アリーナ、スタンドを埋め尽くした客席を見てホッとした気持ちになった。

やっぱり、2016年から毎年、武道館公演(計4回)を悉く成功させてきた底力は
ダテじゃないことを証明してみせた。

あとは、コンサートを盛り上げて、しっかりと内容を残すだけ!

(武道館に比べ席のスペースはかなり広かったので、振りコピ、ジャンプし放題。

気持ちよくコールもできたけど、如何せん、客席からの声は音が吸収されてしまう印象)

 

ただ、新人2名を迎えたグループにとって、それは簡単なことではない(と思われた)。


<セトリ>

オープニングアクト
・悪友/上々軍団
・元年バンジージャンプ/BEYOOOOONDS

01.「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?
02.プラトニック・プラネット(新曲)
03.ロマンスの途中
MC
04.シンクロ。
05.風に吹かれて
06.銀色のテレパシー
07.如雨露
08.TOKYOグライダー
09.Borderline
MC(Juice=Juiceをトレンド入りさせちゃおう!/金澤、高木、宮本、植村)
ダンスコーナー
10.微炭酸
11.あばれてっか?! ハヴアグッタイ
12.地団駄ダンス
13.愛のダイビング
14.生まれたてのBaby Love
MC
15.Va-Va-Voom(新曲)
16.Never Never Surrender
17.私が言う前に抱きしめなきゃね
18.CHOICE & CHANCE
19.Fiesta!Fiesta!
20.GIRLS BE AMBITIOUS(8人Ver.)
21.Magic of Love(J=J 2015Ver.)

アンコール
01.「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?(New Vocal Ver.)
MC
02.未来へ、さあ走り出せ!


●メンバーが一丸となって挑んだコンサート

一番多くライブに足を運んでいるJuice=Juice、聴けば、その日の調子はわかる。
とくにユニゾンがキレイに響くかどうか。
やっぱり、メンバーの気持ちがバラバラだと、音にも現れる。
しかし今日のJuiceは、メンバーが一丸となって集中していることが伝わるような
キレイなハーモニーを奏でて「シンクロ」していた。

新人2人(工藤由愛、松永里愛)は、ライブツアーで培った成果・実力を遺憾なく
発揮して、プラスの戦力として見事に作用していた。

中堅2人(段原瑠々、稲場愛香)は、彼女達にとっても代々木は初舞台となるわけで、
プレッシャーも感じていたと思うが、後輩2人をしっかり見守り支えながらも、
優れたパフォーマンスでJuiceに新しい価値観を付与していた。

オリメン4人(金澤朋子、高木紗友希、宮本佳林、植村あかり)も、
これまでの経験をフルに活かしたステージングで、後輩達を引っ張ると同時に、
さらなる高みへとパフォーマンスを「進化」させていた。

立場や視点は違えど、それぞれの個性・持ち味を生かしながら、
力を合わせ、グループとして今の最大値を目指すという「最終目標」はしっかり
共有されていた。

結果、Juiceらしいクオリティの高いライブになったと思う。


●ライブ中撮影OK

ハロプロの新しい試みとして、ライブ中の撮影がOKとなり、
このコンサートが初めての機会となったが、
途中のMCで「Juice=Juiceをトレンド入りさせちゃおう!」と
撮影コーナーをわざわざ設けるなど、大々的に宣伝されていた。

おかげで“Juice=Juice”というキーワードがトレンド1位となったようだが、
自分がいたスタンド席からは、メンバーの姿をハッキリ捉えるのは不可能で、

(自分の携帯カメラの精度がそれほど高くないというのもあるが)

個人的にはやっぱり、撮影に気を取られるよりは、生のライブを楽しみたいので
基本は今まで通り何も変えるつもりはないし、変わらないと思う。

ただ、その撮影タイムでは、真ん中のステージで横になって寝ていたあーりーに対し、
白雪姫を起こすかのように佳林があーりーの唇を奪うという事件が発生し、
その旨、あーりーが朋子に言いつけるという謎展開があったことだけはお伝えしておきます。


●最後にメンバーの感想

・松永里愛
代々木でも「やふー?」「ぞう!」のコール&レスポンスが炸裂(笑
「ライブでは覚えることがたくさんあり、学業との両立もあり難しかったが、
乗り越えることができた」
随所に大物ぶりを発揮する里愛ちゃんだけど、人知れず悩みや試練はあったと思う。
歌に関しては怪物級、これからどんな歌手に成長していくのか本当に楽しみ。

・工藤由愛
「高いヒール履いて、足にタコができちゃいました!」見事に一本!やるねタコちゃん。
里愛同様、大変なこともたくさんあって緊張しただろうけども、
本番ではいつも通りのパフォーマンスができてた。

最後のMCも涙が溢れそうなところをこらえて頑張った!心から拍手を贈りたい。

・稲場愛香
ダンスは言わずもがな、歌声もしっかり伸びてて進化を感じさせた。
パフォーマンスの質を上げることに貪欲の、がんばりまなかん。

・段原瑠々
今日のるーちゃんの歌声は、火の玉ストレートの如き超豪球で、アリーナの奥まで届いてた。
後輩2人を見守る目線も優しい。
「ここから見る景色、皆さんにも見せてあげたい…見えるのか」で爆笑。

・植村あかり
ゆかにゃから「頑張って!」とエールをもらい、ゆかにゃの為にも全力を尽くしたあーりー。
勿論、照れ屋だからそんなこと言わないけど、心に秘めたる熱い想いは十分伝わった。
ゆかあーりーの絆は健在、それが嬉しかった。

・宮本佳林
代々木でコンサートする意義についてしっかり言及していた佳林ちゃん。
グループの「変化」に合わせてしっかり対応、ファン、メンバーから信頼される絶対エースに。

・高木紗友希
やっぱり大舞台に欠かせないのは紗友希のフェイク。
毎回変わる「生まれたてのBaby Love」のフェイク、「チョイチャン」の超高音ヘビメタボイス、

そして「Magic of Love」、今日もパンチが効きまくってた。

・金澤朋子
リーダーとして見事にメンバーをまとめ、それぞれの個性を伸ばすこと、

グループの為に犠牲を払い貢献すること、その相反する2つの指針を両立させてるところが、
朋子のリーダーとしての器量だ。
まずは最初の大仕事をこなし、ちゃんと結果も出した。

新生Juice=Juiceの舵取りする朋子を頼もしく思う今日のコンサートだった。

代々木での「ここだよ朋子!」は過去最大級。

 

 

登山家が一つずつ高峰を制覇していくように、次の頂目指し、来年はさらなる飛躍を。

(横アリあたり、目指しちゃう?!)