ただ一言、本当に素晴らしい感動のファーストライブだった。

ショートカットにしてきた前ここ(前田こころ)とたくさん目が合ったことを覚えてる。
彼女の純粋な瞳はキラキラとうるんでいたが、
「でも涙は流さなかったよっ!!」
「こらえた!!」「成長だ!!」(→前田こころ12/2付ブログより)

そんな前ここを見て泣いた、幼児退行中のおっさんはこの私です。

 


<セトリ>

00.OOOOOVERTURE
寸劇(小夜曲“眼鏡の男の子”  前ここセリフ)
01.眼鏡の男の子
寸劇(お嬢様コンビのアナザーストーリー)
02.恋のおスウィング
寸劇(文化祭実行委員のアナザーストーリー)
03.文化祭実行委員長の恋
04.元年バンジージャンプ
VTR(きのこたけのこ大戦記@前半)
06.GIRL ZONE/雨ノ森川海
07.そこらのやつとは同じにされたくない/雨ノ森川海
~ショパン「別れの曲」(ピアノ:小林萌花)
~夢幻クライマックス(ダンス:平井美葉、里吉うたの)
~ラップ寸劇
08.We Need a Name!/平井、小林、里吉
トランペットカズー演奏(CHICA#TETSU)
09.高輪ゲートウェイ駅ができる頃には/CHICA#TETSU
10.都営大江戸線の六本木駅で抱きしめて/CHICA#TETSU
VTR(きのこたけのこ大戦記@後半)
11.アツイ!
12.恋愛奉行
13.Go Waist
14.伸びしろ~Beyond the World~
寸劇(自前アンコール)
15.ニッポンノD・N・A!


全てBEYOOOOONDSオリジナル曲!


●ハロヲタの想像を超えてきたエキセントリックなライブショー

このライブがより感動的でエッジの効いたものになったのは
寸劇の中に「笑い」の要素があったから。
しかも、その「笑い」のセンスが実にエキセントリックで、
目の肥えたハロヲタ達の想像をことごとく超えてきた。
いつの間にかライブに引き込まれたヲタ達が、この後に何がくるのか、
次の展開をワクワクしながら待つようになっていった。
演出家の野沢トオルさんに拍手!

 

高瀬のピンスポット当たらない芸のあとに、前ここが口火を切る。
「全てはこの曲から始まった、当時はまさかと思っていた寸劇で開いた口が塞がらなかったが、いま、ここに万感の想いを込めて歌う」
この「万感」を繰り返し言うのだが、その言い方がすでにギャグになっている。
そして代名詞的デビュー曲『眼鏡の男の子』へとなだれ込む。

これが終わったとおもいきや、タイムリピートのように時間が戻され、
今度は『眼鏡の男の子』のお嬢様コンビ(島倉りか、岡村美波)バージョン、
『恋のおスウィング』が始まるオムニバス・ドラマ風。

『文化祭実行委員長の恋』、ピンスポットお願いしますとの要求通りに
ピンスポットが当たると「今度は当たるんかい!」(高瀬)。
ちゃんと前フリが効いている。
お着換えポンチョから出てきた前ここがニーハイで客席から歓声が(笑

そして今回のライブの目玉曲『元年バンジージャンプ』へ。
額に汗して今この瞬間を輝こうとする伸びしろ∞のBEYOOOOONDSの面々に、
もうこの時点で、俺は感動に包まれてます(笑


●There's No Business Like Show Business(ショウほど素敵なモノはない)

ドレス姿も美しい雨ノ森川海、実力派揃いの5人、カッコ良さ全開。


“名前の無い”3人組は、ピアノにダンスにラップに笑いにと芸達者ぶり発揮。


CHICA#TETSUはブリブリのアイドル路線。
これがトランペットカズーでシュールに「救急車」「暴走族」を演奏した後なもんだから、
なおさらギャップ萌え。


12人全員がキラキラしている奇跡のライブ。

先陣で堂々とこのグループを引っ張る高瀬、
かつての弱い自分を乗り越えてきた強いいっちゃん、
エセお嬢様を演じる本物のお嬢様りか様、
スタイル抜群、男の子役でも中身は誰より乙女の前ここ、
人懐っこくてみんなに愛されるさやりん、
エースの証明、表情に自信が漲る歌姫夢羽、
あざとくプロフェッショナルを追求するしおりん、
ストイックにアイドル道を邁進するみいみ、
器用そうでも一番の武器は熱いハートの桃々姫、
圧倒的なダンスパフォーマンスとオンリーワンの声で魅了するみよりん、
キュートな声と笑顔で雰囲気を明るくするうーたん、
超実力派ピアニストなのに天然アイドルになったほのぴ。

この実力派12人がガッチリスクラムを組み、心を一つにして、
(みいみの言葉を借りるなら)「ONE TEAM」となっている。
12人のひとりひとりが、胸を張って「BEYOOOOONDSが大好き」と言い切れる、
その勢い・迫力というものを、ひしひしと感じるライブだった。

宝塚歌劇団を彷彿とさせる赤いスパンコールに包まれたメンバー達は、
自信に満ち溢れた立派なショーマンであった。

 

BEYOOOOONDS、ブラボー!
令和元年の主役は、間違いなくキミ達です。

 

 

 

P.S. 開場前の音楽はなぜか全編エアロスミス。誰の趣味?