一般論として、会社の社長と会長、どんな役割の違いがあるかというと、
社長は、会社の経営を行うトップであり、
会長は、広義として対外的な活動を行い、会社の象徴(名誉職)のような存在です。

それでも企業の中には、会長が会社の最終的な実権を握っているところも
少なくありません。

アップフロントの場合、会長の山崎さん(山崎直樹)と社長の西口さん(西口猛)、
それぞれどんな決定権を持っているのか、検証していきたいと思います。

(まぁ結果は、火を見るよりも明らかですが…)


以下、あくまで想像の範囲のフィクションです(笑


●メンバーの髪型

アイドルの場合、当たり前ですが、誰がどんなヘアスタイル(色・形)にするか、
個人の自由では決められません。
アップフロントの場合、最終権限は会長の山ちゃんが持っています。

今回のモーニング娘。'19の秋ツアーで、15期の北川莉央にデコ出し指令をだしたのも
山ちゃんだと言われてます。

BEYOOOOONDSもデビュー直前に、

ゆは(山崎夢羽)が沙悟浄のようなデコ出ししていましたが、
どうやら、新メンバーの誰かをデコ出しさせるのが会長定跡のようです。
ゆははデコ出しがイヤで、毎晩枕を涙で濡らしていたようですが(嘘
数か月後には無事、解放されました(笑

でも先日、娘。のライブを2階席で見て思ったんですが、
髪型が同じだと、遠目に誰が誰だかわからないんですよね。
だからある程度、グループ内で髪型にも個性(違い)を持たせた方が、
俯瞰して見たときに、見栄えがいいというのはあります。
一応、バランスとか考えてるんですね。

だから、若いうちはデコ出し担当も必要というのは納得。

ちなみに、ちぃちゃん(森戸知沙希)が会長に内緒で髪を染めてることを
ヤンタンで告白していましたが、
一応、マネージャーには了承を取っているんでしょうね。
だから、もし会長が気にくわなければ、怒られるのはマネージャーです。

まあ、ちぃちゃんやかわむー(川村文乃)みたいに会社にとって優等生な子は
ある程度、大目に見てくれるところはあるでしょうね。


●メンバーの衣装

ディレクター、社長で新曲やライブの衣装のコンセプトを考えたりするのですが、
それでも、会長のお気に召さなければ、後で大目玉を食らうことになります(笑

昨年のモーニング娘。'18の「自由な国だから」の制服衣装を見た山ちゃんが怒って、

急遽もう1パターン衣装を作らせた話を、フクちゃん(譜久村聖)が

暴露していましたね。


制服衣装のどこが癪に障ったのか(AKBの二番煎じに見えるから?)
わかりませんが、いずれにせよ、怒られたくなかったら、
山ちゃんに事前に承認を得る必要があるということですね。

ちなみに、森高千里の「17才」のときの衣装は、山ちゃんが、北海道札幌のススキノの
バレリーナパブから着想を得たものらしいです。

基本、ハイカラ趣味なんですよね、山ちゃん。



●メンバーの選定

オーディションで誰を合格させるのか、

はたまたハロプロ研修生から誰を昇格させるのか。非常に重要な決断です。
こうした人事権について山ちゃんは、

かつて雑誌「サイゾー」2000年10月号のインタビューにて
「音楽的な側面はある程度つんく♂に任せているものの、
全ての最終的な決定は自分が行っており、

モーニング娘。の真のプロデューサーはつんく♂ではなく自分」と語っていました。
とくに6期(藤本、田中、亀井、道重)以降は、

会長独断でオーディション合格の最終決定をしていたといいます。

最近はどうかというと、西口社長に任せていた部分もあるんじゃないかと推測されます。
実際、西口さんは3年前の実力診断テストで、
一岡伶奈、段原瑠々、川村文乃、高瀬くるみ、清野桃々姫の5名について

その場(中野サンプラザの楽屋)の勢いで、デビュー確約を決めてしまいました。

しかしこの決断は結果的に、おそらく山ちゃんの怒りを買ったと思われます(笑
それは「俺に黙って勝手に決めるな」という意味なのか、

「デビューへの計画が明確に立っていないのに、見切り発車で決めるな」なのかは

わかりませんが。
それによって、BEYOOOOONDSのデビューが遅れる(あれから3年後)ことになるのです。

高瀬の千夜一夜イベントでも話題に挙がりましたが、
デビューが遅れたことについて、西口さんがどこか他人事のような発言をするのは、
結局、人事権を握っているのは相変わらず山ちゃんだからなのです。


ちなみに、ももち卒業と同時にカントリー・ガールズを解散させるというのも、
会長の指示だったと言われています。
西口さんは、兼任というアイデアを出し、カントリーを存続させた。
でも結局は中途半端になって、カントリーの価値を十分に引き出すことはできなかった。

山ちゃんと西口さんの権力の「ねじれ」構造が、今後もハロプロに歪みを生む要因と
なることは避けられないようです。

 

 

P.S. はまちゃん(浜浦彩乃)がジャンプ禁止を撤回するよう、西口社長に直訴したらしい。

   

   はまちゃん「ジャンプ禁止、撤回しましょう!」

   西口さん「俺に言われてもなあ…」