かななんらしい、アットホームなイベントだった。
かななん自身も
「わたしのために、こんなにたくさんの人が集まってくれて、生きてて良かった!」
と語った、かななん好きによる、かななん好きのための幸せな空間を共有した120分。
卒業までに、こういうイベントができて良かった。
「映画のまち」シアタス調布、
そして、かななんファンであり、このイベントの企画者、
怪獣ラジオ(調布FMで毎月最終土曜日13時に放送中の特撮系エンタメバラエティ)の
高寺成紀さんに本当にありがとう、心から感謝!
かななんが大好きな映画を自由に語るというこのイベント。
イベント最中に勝手に客席に乱入するなど、最近影を潜めていた自由奔放さ、
それでいてファン思いでサービス精神旺盛なかななんの魅力が十分発揮されてた。
高寺さんの進行も良く、映画を通してファンの気持ちを代弁するような質問を
かななんにぶつけてくれていた。
「卒業後、芸能界に復帰する可能性は全然ないの?」という質問には、
「もしそういう機会があれば」とかななん。
また、「女優については?」という質問には
「望んでくれる方がいらっしゃるのなら」
これには多くの拍手が。
リリウムでみせた渾身の演技が好きなファンもたくさんいるんだよね。
俺もね、かななんは絶対女優向きだと思ってるんだよね。
いわゆる「演技派」とは別の、独特の「人間味」が透けて見えるような、
味のある女優になれると確信してるんだけど…映画人の誰か抜擢して欲しいな。
実写映画版『キャッツ』や『アナと雪の女王2』の予告編をみんなで見たり、
映画のタイトルがつけられた過去の莫大なかななんブログの内容を検証したり、
(人食いサメによるグロで閲覧注意なホラー映画『海底47m』の感想が
「海がキレイ」「海が好きすぎて水色っぽい部屋にした」という乱暴なモノだったり)
「ある特別な人からメッセージをもらっています」と大画面に映し出されたのが
なぜか麻布・京寿々のくろっきこと黒木料理長。なんでだ(笑
「思い出っつったって、正直あんまりねえっつう」
(ハロステの料理コーナーで)「笑顔がとてもステキで、ずっとその横顔見てたっつう感じで」
「自分のえげつねぇ待ち受け画面を見ても笑ってくれてて」
くろっきの携帯の待受に何が映っていたかは、くろっきの名誉のため秘密にしておこう(笑
●かななんの2019年好きな映画ベスト3
第4位「名探偵ピカチュウ」(2019年)
ベスト3なのに4位から始まるのがかななんクオリティ。
メキシコ公演の帰りの飛行機の中で「どうせポケモンの実写版だし大したことないでしょ」と
思いながらポチっとしたというこの映画、
これが思いのほかスケールの大きな感動作だったという。
第3位「ライオン・キング」(2019年)
足の怪我でずっと卒業を考え悩んでいたときによく見ていたというディズニー映画。
アフリカの広大なサバンナを、力強く生きているシンバの姿に涙しながらも、
自分の将来像と重ね、未来を思い描いていたかななんにとって忘れられない映画。
第2位「ホイットニー ~オールウェイズ・ラヴ・ユー~」(2018年)
偉大なる歌姫、ホイットニー・ヒューストンの生涯を描いた作品。
派手なエンターテイメントの世界で光り輝いていた彼女が48歳で不慮の死を遂げるまで、
その裏側に隠された、知られざる真の素顔に迫る。
アイドルとして表舞台に立つかななんにとって、ホイットニー・ヒューストンほどのスターでも、
裏で苦しみ葛藤していた姿に共感、深く感銘を受けたとのこと。
第1位「かもめ食堂」(2006年)
このチョイスはシブい!
2006年の映画(邦画)だけど、今年一番印象に残ったということで1位はコレ。
舞台はフィンランド、ヘルシンキ。「かもめ食堂」という日本食の食堂をオープンさせた
日本人女性サチエ(小林聡美)を取り巻く人間ドラマと空気感を描く。
原作は群ようこ。いわゆる、何も起こらない映画。
卒業して時間ができたら、絶対フィンランドに行くとかななん。
外国で飲食業やったら当たるかもねかななん。
かななんは人間ドラマを描いた社会派映画が好きなんだね。
好きな監督はクリント・イーストウッド、なかでも『グラン・トリノ』は何度も観たとのこと。
帰りのバッジお渡し会では、
かななんに「ブログもう一度見返してみます」と声かけたら
「恥ずかしい」と笑ってた。
卒業後は、何をやるのか「全く決まっていない」というかななん。
でも新しい未来、新しい自分と出会うためにすでに歩き出していると感じた。
俺も、12月から新しい一歩を踏み出さなければ、ね。