「全然起き上がれないSUNDAY」のように、心がどんよりとしている。
自分にとって、仕事に一区切りをつけるまで残り3週間を切ったというのに、
ゴールに向かっている感じがしない。

この虚無感から解放されたい。

 



【セトリ】

01.私を創るのは私
MC
02.全然起き上がれないSUNDAY
03.泣けないぜ…共感詐欺
MC
04.人生、すなわちパンタレイ


●そして、アンジュルムは「かみかさ」の時代へ

新曲「私を創るのは私」のMVを観ればわかる通り、
センターは新加入の“ご祝儀”で橋迫鈴だが、
この曲の、いやアンジュルム第2章の主役は、かみかさの2人である。

 

 

相次ぐ卒業にヲタクルムの不安も募る一方だが
(実際はあやちょの卒業に1年執行猶予がついた結果、順番待ちのりなぷー、かななんの
卒業も玉突きで遅れたというだけ)
「失望されるなら最初から」(かみこ)
「何も期待されないほうが楽かもね」(かっさー)
と意味深な歌詞でスタートするこの曲。

「過去は未来(あす)の踏み台なら Only One」
「私史上 最高の舞台へと」
「まっさらの第2章 熱く描こう」

アンジュルムの新しい時代を創るため、自分自身が最高に輝くため、
過去すらも踏み台にするくらいの苛烈さ、冷徹さをもって、
かみかさが立ち上がっていく象徴の歌のように、どうしても聴こえてしまうのだ。

今日でデビューお披露目からちょうど4年たったかみこ(上國料萌衣)。
今日のパフォーマンスみても、歌唱面で今後のアンジュを引っ張っていく存在なのは
間違いない。

アンジュルムの歴史を、末っ子ポジションからずっと見続けてきたかっさー(笠原桃奈)。
今後のアンジュをどう変えていくかを日常から感じ取り、

オピニオンリーダーとしての主張を「有言実行」していきそうなのがかっさーなのである。

とにかく、この曲の歌詞(井筒日美さん)が今のアンジュルムの置かれた状況を

如実に示していて怖いくらいである。


●つんくの憑依体質が炸裂する失恋ソング「全然起き上がれないSUNDAY」

つんくは憑依体質の人である。
たまに、つんくが描く歌詞には「これ女の子が乗り移って書いた詞だろう」と思われるような

“完全女子目線”の曲があるが、
この「全然起き上がれないSUNDAY」も、男では描けない類の失恋ソングである。

 

 

盲目的に恋してたのが醒めたとき、手のひらを返したように現実的な判断基準で
物事を考えるようになり(男のようにグダグダと愛情を引き摺ることはしない)
愛が憎しみや恨みに変わる瞬間を、見事に捉えている。

コーラス、トラックのの美しさ、江上浩太郎はいい仕事をした。

間奏のれらたん(伊勢鈴蘭)のバレエダンスも本格派。
かわむー(川村文乃)の甘い声がところどころでアクセントとなり効いている。


●かななんのラストに待っているもの

冒頭にも述べたように、自分の今の気持ちがモヤモヤしているせいか、
かななん(中西香菜)やふなっき(船木結)が何となく元気がないように見えてしまう。
イベントのMCやコーナーで、タケちゃん(竹内朱莉)やむろ(室田瑞希)が
はしゃいでいる時も、かななんやふなっきは無表情でいることが多い。

たぶん、ふなっきは気のせいかもしれないが、かななんは気のせいじゃないと思う。
卒業へのラストスパート、燃え尽きるまで頑張ろうという感じではない。
こじつけかもしれないが、今の自分の虚無感と同じ心境なのかもしれない。

このままの状態で卒業まで行くとは思えないが、
あと1ヶ月を切った、かななんのラストに何が待ち受けているのだろうか。

リリイベ後の握手会、なんて声かけようと迷ったあげく
「かななん、カワイイ」と何の変哲もない言葉をかけたら、
いつもは「そんなことない」って否定するのに、
「あっ」と何か言いたげな表情を向けてくれた。

結は親指を立ててサムズアップしてくれた。
あとの子はあんまり覚えてないな。はーちゃんにも何か一言かけたかったけど。


とりあえず、今週あと4日、生きていきます。

 



P.S. 「私を創るのは私」MVでタケが爆笑したというシーン。
  レーザービームを避けるようにしてれらたん、鈴ちゃんは進んでいくのに、

  はち(太田遥香)は全くレーザーを避けられてない。
  「MVでは“CLEAR”とか出てるけど、レーザーに当たってる時点で“NOT CLEAR”だから」

  (タケ)  
  暇な方はMVの34秒あたりを見てください。