「25歳永遠説」 Juice=Juice (作詞:児玉雨子、作曲、編曲:KOUGA)

 

 

 

 

 

 

 




●人生は「なんとかなる」

ゆかにゃについて考えるとき、

本当にこの子はあざとい(=計算高い)子なのだろうかとふと思う。

ダンスや歌の経験がない中で、アイドルを目指して心の赴くまま

石川・金沢から上京してきたのが、18歳の頃。
それは傍目から見て無謀なチャレンジでもあった。

ゆかにゃには、「Leap before you look!」つまり「見る前に飛べ!」を
地で行くような、思いっきりの良さとそれを実践するハートの強さがある。
「なんだかよくわからないけど、自分ならきっとうまくいく」、
そんな根拠のない自信が、若い頃には必要なのだ。

失敗がないようにあらかじめ計算していくことも大事だが、
人生は、そもそも計算通りにいかないようにできている。

だからこそ、最後まで勝ち残るのは、リスクを怖がらずに自由にチャレンジする人である。

このブログで何度か書いてきた通り、ゆかにゃは変化することを怖れない。

そして彼女の「人生が変わる」たび、この曲の歌詞の中にある
「どんな時もなんとかなった」
「なんとかして来られたじゃん」
といった言葉通り、全力疾走の中で結果を残してきたのである。

この詞を書いた同年代の児玉雨子には、共感するものがあったのだろう、
2人の人生が、この歌詞を通じてシンクロしているかのようだ。


●満ち足るを知り、自分で決めたアイドル卒業

MVでは、ゆかにゃの原点に戻るかのように、地元金沢でのロケが続く。
卯辰山公園のシーンで、虹色の傘をさしたゆかにゃが空想する場面がある。
あたかも、自分のこれまでのアイドル人生を振り返るかのように。
そんな時、これまで一緒にやってきたJuiceのメンバーがゆかにゃの元に

(空想の中で)駆け寄ってくる。

彼女にとってJuice=Juiceは胸を張って「自慢」といえる宝物になっていった。
特に、やなみんとるーちゃんが1周年経過した頃から、
グループの結束力に自信を持てるようになっていった。

そんなメンバー達の笑顔を見て、満ち足るを知り、自ら卒業を決めたゆかにゃ。
その決断こそ、彼女の強さの証なのかもしれない。
 

 

落ちサビの、ゆかにゃの透き通った声が好き。
そして最後の絵馬のメッセージ、ボロ泣きしました。