ばくわら世代が成人を迎え、
名実ともに彼女達がハロプロを引っ張っていく存在になっていくわけだけど、
そんな現在進行形の未来は、結構クリアにイメージできる。
しかし、5年後を見据えたら、ばくわら世代のその後のメンバー、
とくに“今年で18歳を迎える世代”がもう一皮剥け、
さらなる成長を遂げることが期待される。
ハロプロの近未来は、エイティーンズの活躍なくして語れない。
彼女達が、ハロプロの“ど真ん中”に立ったとき、
新時代の幕開けを予感させることになるだろう。
その中でも今年注目株の5人を挙げてみました。
●佐々木莉佳子(アンジュルム)
ハロプロも大型ダンサーの時代がやってくる。
そんな新時代旗手の役割を担うのが莉佳子だ。
手足が長いだけで、ダイナミックに映えるし、格好良さも違ってくる。
とくに莉佳子の場合は「マナーモード」でも魅せたような
敏捷さも兼ね備えているので、大きく表現できて、さらにキレ味も
光るという両立が可能な稀有な存在に。
●牧野真莉愛(モーニング娘。'19)
真莉愛も現代っ子ならではのスタイルの良さでダンスで魅せるメンバー。
スター性があり、オトナっぽく格好良く見せることもできれば、
キラキラしたアイドルらしく笑顔全開で踊ることも。
彼女自身、公演ごとにテーマを設定して取り組んでおり、
向上心の高さが彼女の一番の武器といえる。
●段原瑠々(Juice=Juice)
Juiceの中で、やなみん卒業を最も寂しく感じているのが瑠々だろう。
デビューしてから一緒の時間を共にしてきた唯一の同期。
それでもここ最近の彼女は、意図していつもニコニコ笑っているフシがある。
きっと、やなみんの気持ちを察して、明るく送り出す決心をしたのだろう。
そんな人の心の機微に触れる「切なさ」「優しさ」も持った彼女だからこそ、
ハロプロを代表する「歌姫」として、
聴いている人の心を揺さぶる歌が歌える子になるだろう。
●井上玲音(こぶしファクトリー)
れいれいはこぶしの救世主(太陽=El sol)だ。
一昨年にメンバーが一気に3人減ったとき、どんより暗い雰囲気の中、
れいれいだけはいつも前向きに「挑戦」を繰り返していた。
その結果、常に明るいムードメーカーになって、
下を向きがちなメンバーの子の背中をそっと押したり、
パフォーマンス面でも飛躍的な成長を遂げて、
他の子達にとって刺激的な存在になった。
彼女の実力が正当に評価される日もそう遠くない。
●小野田紗栞(つばきファクトリー)
毎年、着実にステップアップしているさおりん、まさに飛ぶ鳥をも落とす勢い。
あの屈託のないギャハハ笑いが好きだ。
もしかしたら今年は、グループの垣根を越えて、ソロでの活動もスポット的に
こなすようになるかもしれない。
さおりんのキャラは作られたものではなく、ナチュラルボーンマスターだから、
彼女自身はいたって自然体。この勢いは止まりそうもない。