ついさきほど、ハロステでゆかにゃ(宮崎由加)自身の口から直接、
Juice=Juice及びハロープロジェクトから来春卒業が発表されました。

いつかは来るとわかっていたけど、残念です。

ただただ残念です。

これは、5人のJuice=Juice物語の終焉を意味します。

ゆかにゃがいないJuice=Juiceなんて、考えられないから。

あの4人をまとめられるリーダーなんて、ゆかにゃ以外にいません。

それぞれが違う方向を向いて、
気持ちがバラバラになった時期もあったけど、
ゆかにゃが強い気持ちでこのグループを引っ張っていったからこそ、
武道館や海外公演などさまざまな場所で「まだ見ぬ景色」を共有することができました。


ゆかにゃは地元石川の高校を卒業してから、Juice=Juiceとしてデビューし、
最年長メンバーとしてリーダーに任命されました。
この世界では、異色の経歴の持ち主。

 

普通の一般的な学生生活を送り、良識を持ち合わせている彼女だからこそ、
その言動や立ち振る舞いが、
研修生育ちの宮本佳林、高木紗友希、植村あかりに大きな影響を与え、
Juice=Juiceというグループの在り方を示してくれました。


●変化を怖れないことが、宮崎由加のアイデンティティ

今回の件で、例の「25歳定年説」がまた再燃してきそうですが、
今回の卒業は、ゆかにゃが自身で決めたことだと信じています。

事務所が、彼女を卒業させる理由なんてないからです。

ゆかにゃのハロステでのコメントを聞いていたら、
やなみん(梁川奈々美)を思い出しました。

―これからやりたい事が、はっきり決まっているわけではない。
 それをこれから探していきたい―

やなみんの卒業の時、その理由を「彼女の自立したい気持ちの高まり」だと
ブログに書きました。

そんなやなみんに、ゆかにゃも感化されたのかも…。
誰よりも、やなみんを可愛がり、その考え方を尊重していたゆかにゃ。

そういえば、もともと宮崎由加という人は、変化することを怖れないアグレッシブな

性格の持ち主です。
自分自身を変えていくにはこのタイミング、と前向きな決断をするのに
あまり時間は要しなかったのかもしれないですね。


●自分がJuice=Juiceに託した思い

自分にとって「5人のJuice=Juice」は特別な存在です。

デビュー当時はそこまで思っていなかったけど、
「Magic of Love」をカバーしたあたりから、気付きました。
ようやく、ハローに本格的なボーカルユニットが誕生したと。

 

これなら外に出しても一切恥ずかしくない、
むしろ音楽的に相当面白い、「アイドル」という偏見さえ打ち破れれば、

これは絶対売れる!

 

太陽とシスコムーンが20年早かったことを証明するのは彼女達だ、
ハローのためにも、日本音楽界のためにもこれを売らなきゃいけない、
そういう思いでいました。

だいぶ勝手な思い込みですけど…。

その可能性を秘めているグループだと(今も)思ってるんですよね。
「アイドル」と呼ばれなくたっていい、むしろ「アーティスト」志向。
メンバーの中でも特に高木紗友希からは
そのこだわりを感じ取っていました。

あとは、事務所が「その気に」なってくれるかどうか。

でも、昨年の新体制あたりから、事務所にそんな戦略などあるわけもなく、
目先の「人をさばくこと」しか頭にないという「現実」を思い知らされるようになりました。
他のグループ同様、加入→卒業というシステムを繰り返す「ハロー内グループ」
の一つに過ぎないんだと。

個人的には、ベリキューのように一代限りで終わっても良かった。
それで、思い残すことがないというくらいまで、やって欲しかった。

“ゆかにゃの”Juice=Juiceに思い残すことはないか?
俺は、いっぱいあるよ。


いつしか、ゆかにゃが

「いつか、Juice=Juiceのリーダーを段原瑠々ちゃんにやって欲しい」と語ったことがあった。
もう既にこの時点で、Juiceが迎える未来の姿を想像していたんでしょう。
金澤朋子は本音を言わないけど、増員が決まった時点で気持ちの中に一区切り、

整理を付けたような気がする。
かなともも、卒業のことは当然考えたこの一年だっただろう。それはよくわかっている。

 


一方で、誤解を招かないよう、これだけは付け加えておきたい。
新しく入ったメンバーが梁川奈々美、段原瑠々、稲場愛香の3人で良かった。
もしこの3人じゃなかったら、とっくに崩壊している。
それくらい、この3人には救われている。


●ゆかにゃに伝えたいこと

ゆかにゃはこの5年間、Juice=Juiceの「主導権」を握るタイプのリーダーでは
ありませんでした。
ダンス、歌、未経験のまま、いきなりデビュー。
ボイスレッスンでは、菅井ちゃんにこっぴどく怒られ、そんな余裕もなかったことでしょう。
でもそんな中、ゆかにゃが落ち込んでいるところを見たことはほとんどありません。

常に前向き。
持ち前の頭の良さを生かして「あざとさ」の極致に到達してみせた。
ゆかにゃになら、壺を買わされても後悔しない。
まあゆかにゃ、実際にカワイイし。
麦わら帽子とevelynのワンピースが似合う石川のお嬢様。

そして個性バラバラなメンバーの声をよく聞き、まとめてくれた。
ゆかにゃがいなかったら、今のJuice=Juiceはないとハッキリ言い切れる。

ゆかにゃがいなかったら、ここまでJuice=Juiceのことを好きになることはなかった。


ゆかにゃには、感謝の気持ちしかない。

 

 

 

そして、ゆかにゃが1人で活動するようになっても、ずっとずっと応援していきたい。