10月10日は?

・銭湯の日(1010)
・トマトの日(10&10)
・お好み焼きの日(ジュージュー)
・釣りの日(トト)

どれも正解だけれども、一番の正解は「Juice=Juiceの日!」(Proved by 宮本佳林)

ということで、Juice=Juiceも5周年を迎え、高齢、じゃなかった恒例のJ=J DAYが

お台場Zepp Tokyoで行われました。


Juiceをずっと応援している古参ヲタが多く集まり、
かなとも(金澤朋子)がMCで『足元の悪い中~』と言おうとしたのを
『足腰の悪い中~』と盛大に言い間違え、
身につまされたおじいちゃん達から総ツッコミを食らうという(笑

それでも、ライブは舞台明けすぐと思えない程、完成度が高く、
非常に満足度の高いものであったとお伝えしておきます。
 

 

<セトリ>

01.Never Never Surrender
02.背伸び
03.素直に甘えて
MC
04.禁断少女
05.TOKYOグライダー
06.Vivid Midnight
07.イジワルしないで 抱きしめてよ
08.SEXY SEXY
MC
09.CHOICE&CHANCE
10.Fiesta!Fiesta!
11.選ばれし私達
12.地団駄ダンス
MC
13.明日やろうはバカやろう
14.KEEP ON 上昇志向!!
15.私が言う前に抱きしめなきゃね
16.伊達じゃないよ うちの人生は
17.Goal~明日はあっちだよ~
18.シンクロ
アンコール
19.如雨露
20.この世界は捨てたもんじゃない


●声を張り上げなくても響かせる技術

久々にJuiceのライブを見た感覚。
改めて、ハロプロの中でも、というかアイドル界の中でも
これだけソロパートが多いグループは珍しいと思う。

8人それぞれ、目を瞑ってても誰が歌っているかわかるのだが、
みんな声質が違っていても、一定の音量を出すことができる。
鼻腔や咽喉上部などの共鳴盤を使って、頭頂部から響かせることができる技術と
いうのは本当に素晴らしいものがある。

宮本佳林のような透明感のある声、
金澤朋子のようなセクシーな声が、会場いっぱいに響いて聞こえるというのが
自分には信じられない。これぞ菅井マジックだ。

そして今日、一番大きな変化を遂げていたのが、
やなみん(梁川奈々美)とまなかん(稲場愛香)。

やなみんは声量がアップして、先輩達にもヒケを取らなくなってきた。
「素直に甘えて」でも小悪魔的微笑でヲタを翻弄。
要所要所でしっかり存在感を出せていた。

まなかんは大好評だった演劇「タイムリピート~永遠に君を想う~」の主役を
完璧にこなした後で、この自信あふれるパフォーマンス。
今日初めて、よそゆき顔のまなかんではなく、Juice=Juiceのまなかんになった気がした。
声も堂々としっかり出ていたし、

「KEEP ON 上昇志向!!」など、ダンスでは新たな価値観を生み出し、

また、色気で勝負できる「いい女」になってきた。

簡単にいうと、
やなみんにはチューしたい、
まなかんはギュッと抱きしめたい、
そんな感じです(笑?


●「(本当に強いのは)変化を怖れない人間である」(ゆかにゃ)

やなみん、まなかんが持ち味を発揮し出したら、
曲を重ねるごとに、シンクロしていく8人。

「Goal」までひとしきり盛り上がった後、本編の最後に歌った「シンクロ」は、

8人のJuice=Juiceにとってこれから大切な楽曲になっていくだろう予感がした。

 最初は ぎこちない会話から
 いつか自然な空気感に
 そう お揃いの気持ちが 

 こぼれて嬉しかった

 同じことを毎日繰り返す中

 分かり合うもの増えて
 昨日とは似てるけど同じじゃない
 まるで万華鏡の模様

 少しずつでも違う発見がある

 同じ時間(とき)を過ごして

 いつか芽生えた不思議な心模様
 どんな景色も受け入れてゆきたい
 すべて最初があるよね
 今は分かるの

 うまく馴染めるかって
 不安までがシンクロしてた

Bメロの段原瑠々が力強くも切なく印象に残る。


そしてこの日のクライマックスは、アンコールの「この世界は捨てたもんじゃない」、
『8番目の虹はどんな色?』のところで、(高木)紗友希がまなかんの肩を
ぐっと抱き寄せたシーン、これには心の底からグッときた。

まなかんがソロで復帰してから、

一番食事に誘って稲場愛香の心情に寄り添ったのは紗友希だった。

そんな先輩が見せた度量の大きさに、「仲間」として受け容れられたまなかんも

ついにボロボロと涙が止まらない。

あーりー(植村あかり)は、『ずっと手放したくないもの』のところで、
そんな泣いているまなかんの手を握り、温かく見守っていた。

リーダーのゆかにゃ(宮崎由加)にはいつも教えられる、
本当に大切なのは、変化を怖れないことだと。

パフォーマンスで恩返しをしたいと語ったまなかんは、
今日、確かにJuice=Juiceのエスペランサとなって輝いた。


8人のJuiceが武道館でどんなパフォーマンスを魅せるのか、楽しみです。