研修生同期で仲良しのやなみん(梁川奈々美)から

「毎日がフェス」(*1)と言われたかっさー(笠原桃奈)。

 

「フォーーーッ!」と奇声を発し、はしゃぎ回るその姿は、無邪気さを通り越して

もはや狂気すら感じますが(笑、
もともと小学生の頃から、ワンパクで元気に暴れまわる女の子で、
アンジュルムに入って変わったというよりは、素の部分が出るようになったという方が
正解のようです。

加入間もない頃は、人見知りでおとなしく、かみこ(上國料萌衣)も「アンジュルムに初めての
清純派がきた!」と思ったそうですが、それは全然見当違いだったという。

そんなかっさーもまだ14歳の中学3年生。
オトナっぽい見た目に騙されるけど、ハロプロメンバー最年少なんですね。

 


中3といえば、一番多感な時期。
将来への不安だとか、自我の目覚め、性への目覚めとか。
かっさーもエッチなこと考えたりするわけですよ。
そんなのがひっくるまって、不安や焦燥、欲望に捕らわれ鬱屈した気分を
抱え込んでたのが昭和の俺らの青春だったけれど、
かっさーを見てると、平成生まれのこの子も同じような感情を抱えているのかなあと共感したりします。

そんな複雑な感情が何かのキッカケを以って、表に出て爆発する。

心の中に溜めたマグマを一気に放出するように、突然感情が昂ったり、

わけわからない言動に出たり。
でもそんないびつで根拠のない感情表現の表れこそ、生きているって実感できる瞬間でもあるわけで。

 


昨年のかっさーのバースデーイベントで歌った『次の角を曲がれ』。
℃-uteのようなスマートな歌い方では全然なくて、
お世辞にも上手いとは言えないけれど「情念」を真っすぐぶつけるようなパフォーマンス。
何に悔しいのか全然わからないけど、こんなにストレートに悔しいって気持ちを外に出せる?!というくらい。
思わず見入ってしまったものです。

 

 

研修生実力診断テストを制した『愛しく苦しいこの夜に』でも、
完全に自分の世界に入り込み情感たっぷりに歌い上げて、ヲタをあっといわせたかっさー。

毎日を、カッコ良く生きることなんてどうでもいい。
正しい青春なんて自分次第、
感情をあるがままにぶっ放してこその人生だ!

かっさーには、こじんまりとならずに、これからも彼女の青春の鬱屈を
パフォーマンスにぶつけまくって欲しいと期待しています。

 

 

(*1)2018年7月3日配信「ふくむらの部屋」で、やなみんがかっさーのことを

  「常にフェスみたいな人なんで」と発言したことによる。