娘。武道館にはもう一つのアナザーストーリーが。
『雨の降らない星では愛せないだろう?』で横山玲奈が流した涙には
別の意味がありました。

そんな中でも振り絞るようにチャームポイントの笑顔を見せていた彼女。
はーちんもそんな彼女を優しく抱き寄せていました。
お父様も武道館でしっかり見届けていたことでしょう。

ちょっと休んで、また逞しくなった彼女を待ちたいと思います。


さて、先日「関ジャム」の放送について、いろいろと反響があったようです。
モーニング娘。を変えた3人、後藤真希、高橋愛、鞘師里保。
この3人は文句なし。異論を唱える人はいないでしょう。

正直、モーニング娘。初期の頃は、あまり熱心に見ていなかったので
記憶も断片的ですが、個人的な思いで、ここにもう一人付け加えたい子がいますね。
リズム感の良さ、ビブラートの美しさなど「この子歌うまいなー」と
思っていたのが、そう、あいぼん(加護亜依)です。

 

後藤真希の加入によって、一気に人気に火がついたモーニング娘。ですが、
さらにそこに明るさと幸福感、そしてつんく楽曲の多様性までも引き出したのが、
加護亜依だと俺は思っています。

モーニング娘。初期、シャ乱Qの流れを受け継いだマイナー調の曲『抱いてHOLD ON ME!』や『Memory 青春の光』、そして『LOVEマシーン』とビッグヒットを連発していた頃、
あいぼんは4期メンバーとして加入しました。
『ハッピーサマーウェディング』が彼女の初参加シングル。
その後に、当時の多幸感を象徴するようなゴスペルラップの名曲『I WISH』が生まれています。

あいぼんの声は、高音がよく響き、ゴマキよりさらに明るくストレートな歌声。
そして、オーディションの時につんくが感心したように、若さに似合わぬ不思議な色気も併せ持っていました。
モーニング娘。の勢いをさらに加速するポジティブなパワー、天真爛漫なバカ明るさ。

それはモーニング娘。だけでなく、ブリティッシュロックを取り入れたタンポポや、
ミニモニ。やW(ダブルユー)の無邪気なコミカル路線など、
つんくにとって作風の幅が飛躍的に広がったことにも色濃く反映されています。

当時のつんくの創作意識や遊び心を刺激する素材があいぼんだったと思ってるんです。

そして俺にとっても、モーニング娘。やその周辺のユニットへの見方が変わった、
つまり、興味を持つ対象に変わっていった時期でもあります。


◆ミニモニ。『ミニ。ストロベリ~パイ』

このビートルズテイストたまらん。
編曲:酒井ミキオ。

◆W『ロボキッス』

ザ・ピーナッツ+ピンクレディー+うしろゆびさされ組=W。
編曲:高橋諭一。

◆モーニング娘。さくら組『晴れ 雨 のち スキ♡』

加護亜依と高橋愛ダブルエースのさくら組が最高。速攻でシングル買った思い出。
編曲:鈴木Daichi秀行。


でも、あいぼんと言ったら、一番は『I WISH』かな。
「でも笑顔は大切にしたーい」、このフレーズは永遠に加護ちゃんのものです。
数年前、イベントで歌ってる姿を見たけど、リズム感は健在でした。

そんなあいぼんが帰ってくるハロコン、とても楽しみです。

 

 

P.S. もちろん、辻ちゃんややぐっちゃん、梨華ちゃんもポジティブパワーの象徴でした。 

   そういえば、武道館、鞘師のサプライズ出演なかったですね。

   ガキさんのせいかな?(笑