昨年「The Girls Live」で柳原加奈子が、20周年のお祝いメッセージで
「今のモーニング娘。で注目しているのは9期の2人」
「フクちゃん、えりぽんが醸し出す空気感が、今のモーニング娘。の雰囲気を作っている」
「9期の普段の姿勢が大事で、後輩もそれを見ている」
と言っていました。
ぽんぽんコンビが醸し出す空気感とは。
リーダーのフクちゃん(譜久村聖)は、優れた観察眼で全体のバランスを見ながら、
優しいママのように穏やかにメンバーを見守っています。
世代交代時期の前リーダーさゆ(道重さゆみ)がやっていた、
若い子がノビノビとやりたいことを出来るような自由な雰囲気作りと、
褒めて伸ばす方針を引き継ぎながら、メンバーの成長にアジャストするように
手綱を締めるところはしっかり締めるといったやり方です。
モーニング娘。以外のグループだったら、まーちゃん(佐藤優樹)は
育っていなかったでしょう。
そしてサブリーダーのえりぽん(生田衣梨奈)。
えりぽんは、デビュー当時から何かひとつネジがズレている感じがありましたが、
今もそれは健在です(笑
彼女のような不器用な子にありがちなんですが、
周りから見られる印象と自分がなりたい理想像が乖離しがちで、
それがなおさらチグハグな印象を与えることがあるんです。
例えば、ファン含め周りのメンバーはえりぽんのことを「美人」だと
思っているのに、自分では頑なに「かわいい」と思われてたいわけで。
そんなチグハグさ、空気を読まない感が、一周回ってキャラとして定着して
今ではすっかり板についてきた感じがありますね。
本来は先輩、後輩の上下関係が厳しい娘。にあって、
後輩達が遠慮なくツッコめるのはえりぽんだけ。
(突っ込まざるを得ない状況に後輩が気を利かせて言ってるだけな気も)
それに、だーいし先輩(石田亜佑美)をおちょくるのは勇気がいります(笑
中には、えりぽんのプライドを直撃するようなキツイ突っ込みもあるかもしれないけど、
後輩から言われる分には、うまく受け流せる度量がえりぽんについてきたので、
聞いているファンの方も嫌な気分にはならないですよね。
そんな関係が、グループ内の風通しの良さに繋がっている気がしますし、
わかりやすくトークのオチとしても使えているのもgood。
えりぽんはもともと姉御肌だし、後輩に対しての面倒見はいい。
はるなん(飯窪春菜)がかなりキツく当たるのも、いわゆるビジネス不仲ってやつですよね。
プライベートで2人で遊ぶほど仲いいし、
これだけ絶妙のタイミングでツッコめるのは、関係が出来上がっているから。
師匠・新垣里沙の「生田には『愛されるKY』になって欲しい」という期待通りの存在になってきているえりぽん。
今日の「モーニング女学院」のように、出演しなくてもなぜかイジられるような、
普段はちょっとウザいけど、なんだかんだ言って子供から頼られ愛されるような、
フトコロの深いパパのような存在であって欲しいですね。
それでは、明日からも「がんばっていくたーっ!」
P.S. 次の『Are you Happy?/A gonna』発売記念握手会は、えりぽんと握手する予定。
俺の第二の故郷、博多ネタで、えりぽんの鉄のハートを動かすのだ! ( ・e・)