ズバッと結論から先に言います。
事務所は、今まで以上にアンジュルムを売りたかったら、
かみこ(上國料萌衣)をセンターにする機会を段階的に増やして売り出すべき。
パフォーマンス中に自然に出る笑顔は、多くの人を幸せにするオーラに包まれている。
かみこはスマイレージとアンジュルムのハイブリッド型だと思う。
初期スマが持つ可愛らしさ、アンジュルムが持つカッコ良さ、その両方持っている。
新生アンジュルムのベクトルは、この2つの路線の延長線上にある。
どちらか一つを捨てる必要はない。
モーニング娘。では一昨年『そうじゃない』で牧野真莉愛をセンターに抜擢した。
シングル毎にセンターを変えるアンジュルムとは異なり、
モーニング娘。の歌割は一部の実力派メンバーに偏っている。
そんな中で、まりあの抜擢は思い切った起用だった。
結果として、まりあの抜擢は周りのメンバーへの刺激にもなったし、
彼女自身も自信をつけるキッカケになり、
今や牧野真莉愛はモーニング娘。の顔になりつつある。
事務所目線で、どんなメンバーも平等に扱うことはあり得ない。
全体の利益を考え、推すべき人を推す、当たり前のことだ。
ただ、バランスを大きく崩す采配だけは避けなければならない。
「段階的に」と書いたのはそうした理由からだ。
かみこは周りに気を遣うタイプの人間。彼女がグループに居づらくなる
環境にはしたくない。
俺はアンジュルムでは、あいあい(相川茉穂)が好きだったし、
他では、かななん(中西香菜)が好きだ。
かみこのことは加入当初からあんまり気にして見ていなかったが、
そんな俺も、この一年で彼女の対する見方が変わった。
フラットに見てそう思うんだから、かみこには一般ファンを惹きつける
魅力があるんだと思う。
かみこと並ぶだけで、りなぷー(勝田里奈)がこんなに柔らかな表情をするなんて…
5月5日、アンジュルムの未来を確かめに中野に行く。