誰が歌っているのか声ですぐわかるというのは、
プロ歌手にとって大きな武器です。
プロにとって「声=楽器」ですから、
そこに誰にも真似できない個性があるというのは、
「(技術的に)歌が上手い」「下手」ということよりも
実は大切なことだったりします。
そういった意味では、Juice=Juiceも、声で誰が歌っているかすぐ特定できる、
わかりやすい「個性」が魅力の一つになっていますね。
菅井ちゃんが、固定の型にあてはめることはせず、
その人が生来持つ声の「響き」に着目しながら、それを大切に伸ばしていく
指導をしてくれるおかげでもありますね。
彼はミュージカル出身の人なので、
基本的には、より音を遠くまで響かせる発声法をレクチャーするわけですが、
段原瑠々にとっては、それは今までとは違うアプローチの仕方であり、
現在も、試行錯誤している途中でしょう。
彼女は間違いなく誰もが認める大器だから、まずはいろいろな可能性にチャレンジさせたい、
というところだと思います。
高木紗友希 『Loving you Too much』(Berryz工房)(2012年)
宮本佳林 『私の心』(スマイレージ)(2013年)
金澤朋子 『My Days For You』(真野恵里菜)(2010年)
3人とも、しっかり自分のモノにしているところはさすが。