仕事帰りに、東京駅までタクシーをビュンと飛ばして、
「SAYUMINGLANDOLL~宿命~」初日(レイトショー)に行ってきました。
前回の「再生」を見ていないので、前回との比較ということは言えませんが、
初めて見たサユミンランドール。
このサユミンランドールの一つの重要なファクターとして、
「間近で見る“道重さゆみ”」というのがあります。
S席(テーブル席)の一番前で見たんですが、公演自体、常に物語として流れていくので、
インターバルというのが無く、
つまり、常にパフォーマンスを演じているさゆがずっと目の前にいる状況。
最初にさゆを目の当たりにしたとき、その美しさに感動しました。
パフォーマンス中も、目配せのしかた、時にしなやかに、そしてキレのある動き(緊張と緩和)。
彼女の手の仕草で、スカートの裾が風になびくようにフワリと舞い上がる様子。
1つ1つが計算されたさゆのこだわり。
間近で見るからこそ、より堪能できました。
前日、おせんべいを食べただけで「顔がむくんじゃう!」と心配して鏡を見つめてたというさゆ。
「見られる」ことに対して研ぎ澄まされた感覚が、
この公演にほど良い緊張感をもたらしていると言えるでしょう。
さゆから感じられるもの。それは、堂々とした自信と、パフォーマンスすることへの楽しさです。
物語の中で、さゆが演じるのは「さゆみ」という女の子の1日。
寝起きの朝から超多忙な1日が始まります。
いろんな男の子ととっかえひっかえ、ドライブしたり、レストランでワイン飲んだり、
映画を一緒に見たりするけれども、「さゆみ」の心はなぜか一向に満たされません。
唯一、楽しい時間は気の置けない女友達とのショッピング。
この「男の子」や「女友達」を、清水佐紀、北林明日香、堀江葵月ら顔触れ豊かなキャスト陣が演じてます。
かわいらしい衣装、小道具を使ったマジックと併せてこういうところも見どころです。
忙しい1日が終わり帰宅すると、感じる寂しさと孤独。
そこで表現されるのは、ただ「カワイイ」だけでない、女の子の本物の素顔。
それは「道重さゆみ」本人の一面なのかもしれません。
本編で流れる曲のうち、つんく、大森靖子がそれぞれ2~3曲ずつ提供しています。
その中でも妙に印象に残った歌詞のフレーズ
「この遊園地は信用できない」。
いかにもさゆっぽい。そしてさゆをよく知っているつんくっぽい(笑
→ つんくじゃなく、靖子ちゃんの方でした(笑
全編、編曲(音楽監修)は大久保薫。
脚本は有名漫画家の樹林伸。
最後にキャストも交えたフリートークに、
『ラララのピピピ』、そしていろんな記憶が蘇ってくる『HAPPY大作戦』。
あれ、これサユミンランドールだっけ、
プチバースデーファンクラブツアーだっけ、
みたいなノリで締め。
さゆも久々にハピ大やりたかったんでしょう(笑
まだ、COTTON CLUB行ったことのない方も是非。
P.S. さゆヲタの友人「これでようやくさゆロスが解消された」
とても満足したいい笑顔で帰っていきました。