フクちゃんの証言。
ハロコンの中で一番賑やかなアンジュルムの楽屋から聞こえてくる、
その中でもひときわ大きなわめき声。
その正体は、、、かななんこと中西香菜。

かななんは、一言でいうと、天然な自由人ですよね。

昔に比べると天然エピソード(*1)は減ったけど、ガヤ度は年々増しています。
つんくの狙い通り、「大人の階段」ならぬ「大阪のオバチャンの階段」を
確実に昇ってますよ。
タケちゃんとともに、ブラマヨ小杉に「お前らしか喋ってへんやないか!」
とツッコまれれば、まぁたいしたもんですよ(*2)

とくにGYAO!の「シネドラCheck!」は、一番自由奔放なかななんを堪能できる番組です。


“アンジュルム”の名付け親でもあるかななん。
フランス語で「天使の涙」という名前にした由来は、「笑顔(スマイル)を貯める」意味のスマイレージと真逆にするためと知って、
なかなか深いなと思いましたね。

初期スマイレージの4人って、みんな天真爛漫な明るい子が揃って出来たグループと

最初は思っていたけど、
よくよく4人の本当の素顔を覗いてみると、実は違っていたんですよね。

小川紗季=陽
前田憂佳=陽
和田彩花=陰
福田花音=陰

さきちぃとゆうかりんが突然卒業して、あやちょとかにょんが残されたというのも
いま思えば運命的で、
残った2人+2期メンバーの竹内朱莉、勝田里奈、中西香菜、田村芽実の4人で

苦しい時代を乗り越えてきたという歴史があります。
(6スマ時代は隠れた名曲が多い!)

とくに、かななんはダンス、歌の経験なしで入ってきたメンバーだったので、
昨年のバースデーイベントでも当時を振り返って思わず「地獄だった」という言葉が出たように、ついていくのが精一杯で、心の余裕など一切なかったんじゃないかと思います。

そんなかななんを、つんくは温かい目で見ていました。
「話を最後まで聞かないあわてん坊さん」(『チョトマテクダサイ!』)とか、
「優雅な心で行きましょう、のんびり心で行きましょう」(『ヤッタルチャン』)など
かななんのことを書いたと思われる詞も数多く見られます。

つんくには、今の彼女の成長した姿が見えていたんでしょうね。


これまで苦労してきたかななんだからこそ、今後の活動にその経験が生かされるはずです。
ゲッターズ飯田が「女優になって成功する」と占っていたけど、頷ける部分がたくさんあります。
ゾーンに入ったときのかななんの集中力はすごいから!

もう3年前のバースデーイベントで披露した落語『つる』(上方版)
立川談志が生きてたら「おねえちゃん、なかなか上手いね」と言ってくれたかも(*3)


(*1)一番有名なのはタケちゃんと映画に行った時のエピソード。
   映画の中のワンシーンで、学校の先生が「起立」という場面で、
   かななんが思わず立ち上がってしまったという話。
   「タケちゃん、うち立ってもうた、どないしよ」とアタフタするかななんに
   タケちゃんは「もう香菜とは一緒に映画見たくない」。

(*2)2017年6月24日放送、読売テレビ「マヨなか芸人」アンジュルム出演回。

(*3)バースデーイベントで落語指導にあたったのが立川流の立川志ら乃。
   2012年12月に、立川談志の孫弟子では初となる真打昇進を果たす。