正月といえば「芸人マジ歌選手権」。
毎年、角田バンドのクオリティに酔いしれるんだが、
今年はバカリズムに持ってかれた(笑
今日は横山玲奈の話です。
もうかなり前の話ですが、ヤンタン工藤遥の後継者が横山玲奈になりましたね。
俺としては、よこやん一択だったので、ホッとしました。
頭の回転が速いさんまのトークテンポについていけるし、
さんまに毒づかれてもテンションが落ちない打たれ強さもある。
ほんと、逞しいよな、よこやんは。
つーか、最近気付き始めたんですよ、
嗣永桃子の後継者は、実は横山玲奈なんじゃないかと。
よこやんは、プロレスで言うところの「アングル」を作るのがとても上手い。
例えば「13期は、森戸さんが入ってから全部持っていかれた。バーンっと!
横山は正直に言うと先輩にヨシヨシと可愛がられたいんですけど、
森戸さんばっかり可愛がられて相手にしてくれない」という発言。
これによって「可愛がられる森戸」「可愛がられない横山」という対立構図ができ、
さらに、これに対し相方のマジレッサー加賀楓がツッコむことによって、
よこやんが2度おいしくなる。
これを狙ってやってるところが、よこやんの凄さだと思うんですよ。
このアングル作りは、ももちの十八番。
波風のないところに、波紋を起こす。波風がない状態を一番良しとしない。
これが本来のももちイズムなわけです。
ただ断っておくと、ももちは決して「プロレス」が上手かったわけではない。
ももちのトークスタイルは、
例えれば次から次へと矢継ぎ早に技を繰り出す長州力のハイスパートレスリングと同じ。
自分の技はどんどん出すが、相手の技を受けない。受けるのがヘタだから、
常に自分中心に話が進んでいく展開に持っていく。
思えば「許してニャン」はいついかなる場面でも使える万能な返し技でした。
それに比べ、よこやんは受けも上手い。リアクションも大きく、合いの手もサボらない。
オールマイティな処世術を持っているわけです。
あとは「許してニャン」のような、いざという時に頼れる便利な必殺技を開発すれば、
一気に頭角を現すでしょう。
よこやんの姿を「さんま御殿」で見る日もそう遠くはないかもしれません。