5日目。晴天の爽やかな朝。今日はバチカン市国とローマ。
ホテルのまわりは住宅街。しっかりとした石造りの家が並び、イタリアの日常を感じられる。
この木をよく見かけた。何という木だろう?
イタリアでも通勤ラッシュは渋滞する。
ホテルを出て、バスはローマへ入っていく。自然豊かな道をしばらく通ると、歴史遺跡っぽい門が現れた。ローマの街並みはなんというか一つ一つの建物や彫刻などがすごくパンチがあり、豪華絢爛という感じだった。素晴らしい古い歴史を誇る街で、見るもの見るものに刺激があった。
バチカン市国へ。バスの中で「今日はバチカン市国へ行くんですよね?」と聞いている人がいたが添乗員さんが「え?行きませんよ」と無愛想に答えていたので、え?日程には書いてあったのに行かないの?と心の中でショックを受けていたがちゃんとバチカン市国へ降り立った。あの受け答えはなんだったのだろうと今でも疑問が残っている。国というので、パスポートを見せたりするのかと思ったが、そんなこともなかった。
駐車場にバスがとまり、バチカン市国へ歩いて入る。途中ショックだったのが、通路脇にいた若い女性が物乞いっぽい動作で両手をすり合わせながら、私たちの前を行くご夫婦の旦那さんに寄ってきたことだ。今日から合流したイタリア語ペラペラのガイドさんによるとジプシーと呼ばれる人たちで集団スリらしい。話しかけてくる一人に集中しているとそのスキに違う仲間がスリをはたらくらしい。幸い狙われた方は無事だったが、その日も違う団体の日本人がスリの被害にあったと、すれ違うイタリア人とガイドさんが話していた。あからさまなスリの集団を目の前で見たのははじめてだったので、怖さを覚えた。
狭い通路を通り抜け少し歩くと、バチカン市国のカトリック協会の総本山、サン・ピエトロ大聖堂が目の前に広がった。なんて荘厳な大聖堂なのだろうか。
スイス衛兵の交代式も見られる。個人的にはピエロのような軍服だなーと思った。
バチカン市国は市民が809人(2016年4月時点)と少人数なのに市の収益は観光客などですごく多そうなので、色々潤ってそうで羨ましいわと単純に俗っぽいことを考えてしまった。
中の装飾が美しすぎて圧倒された。特に天井の豪華絢爛さに目を奪われた。また、宗教画やまるで生きているかのような聖職者のご遺体など神聖すぎてキリスト教でないが畏敬の念を感じる。
サン・ピエトロ大聖堂でのしばしの自由時間堪能した後、大聖堂を後にする。大聖堂の外ではロザリオやローマ教皇の写真などの宗教関連物が売られている。
ローマとバチカン市国の国境線。あまりのあっさり国境越えにびっくり。
宗教関連グッズのお店で自由時間。色々なものが売られていて楽しかった。
そしてローマ観光へ。
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