はいこんばんは 晃大洋です
遅い時間にすみません12月に入って、3日の日にリクエスト狂言
『女殺し油地獄より』作 山根 大 演出構成クイチロウが手がけた
大昔の役者さんが撮った写真のように見えますが、
これは 今年の夏撮られたものです
この写真だけでも 撮影する人に寄ったら、全然違うイメージになるんでしょう 今回すごく良いカメラマンさんに撮ってもらったと思います。すごくお芝居の世界に 引きずりこまれそうな写真でした
この人の感性がすごく好き
それに 脚本を書いてくださって、自らも近松門左衛門として出演してくださった山根の社長 すごくスパイスの効いた本でした
最初に 台本を読んだとき 設定が少し違ったのと餓鬼というフレーズで一気に歌舞伎のイメージが消えて
新しい白紙のページが頭に浮かんで 何を書いてもOKだなという自由な感覚になりましたので 見ていただいた方にはわかるかと思いますが、あ〜ゆ〜演出になりました
京橋での経験をこの横浜にどう活かすのか?
舞台の大きさも客席の大きさもより近くなるわけですから
上演後の片付けも工夫が必要です・・・・・
しかし今回は なんてうまく片付けたんだい!!と自分達を褒めちぎってやりたいほど上手に片付きました〜〜〜〜〜褒めて早かった
でお芝居ですが・・・座長二人も前より肩の力がいい意味で
抜けよりお芝居をわかりやすくしたんじゃないかと思います
そして鵣汀座長の演じる与兵衛が1回目2回目3回目で
全て変わっていたことはこのお芝居の可能性を大きくひきのばしたと思われます もちろん祀武憙のお吉も変化ありよかったのですよ
しかし最後のシーンは与兵衛の独壇場だもんね〜ズルイ
とかく お芝居って男女ものや殺しなどのシーンがあるものは
愛し合う二人だとか 裏切りのはて憎しみにかわるとかいうものが多いのだけれど
このお芝居に限っては少しちがうんだ〜〜〜まず
男と女は愛し合ってない
なぜ お吉を殺すのか なぜ?というところが
人間の恐ろしいところと浮世の不思議があって面白い
曲がりなりにも私は 齢50を過ぎまして
一応子供も二人おりますので 愛情というものは経験があります
しかしこの愛というものは いろんなものに変化する
不思議な感情でして・・・・
この愛というテーマで話をすると
今は亡き相棒(津川竜)にすると
哲学的に話すよね〜と言われるほど理屈っぽいのか深いのか
といことで この回だけでは 収まりそうにないので、次回お楽しみに